西武株主総会
今、まさに今
西武の株主総会で
友人がサーベラス相手にその場に臨んでいる。陰ながら応援!
先日、彼と食事した時に
今度の西武の株主総会で社外取締役として
大宅映子さんとともに出席する旨を聞いた。
詳しい話はナーバスな問題なのでこれ以上書けないが・・・
ともかく、その時だけでなく、幾度となく彼とは
『株式会社』とは何なんだろうという事を話し込むことが多い。
利益を追求するという事は出資者に対して正式な、正当な事で、
無論それは否定されるものではない。
しかし、はたして
今の様なグローバル化された市場、ビジネスの世界において
その視点だけで進められる、判断されるという事に危険はないのか、
仮にその危惧が懸念されるのであれば
まわりまわって、株主自体へもマイナスとして降り注いでしまう事があるのではないか。
あえて
『日本の会社』とはどうあるべきなのだろうか。
ともかく株主が頂点であるというグローバル株式会社の考え方、
それを否定するのではなく
そこに日本固有のしきたり、考え方、進め方を加えて経営していくという事は
決してマイナスだけではない要素が多くあるはずだと。
もちろんそこに古式ゆかしく、化石化した受け入れられない経営というのは否定されてしかるべきだ、
と。
当たり前のことだが
この場でも何度か取り上げている
神戸女学院大学名誉教授・
尊敬すべき内田樹氏が
朝日新聞への寄稿「壊れゆく日本という国」で
素晴らしいことを書いている、一部抜粋で記させてもらいます。
「(前略)グローバル企業とその支持者たちは「どうすれば日本は勝てるのか?」
という問いを執拗(しつよう)に立てる。
あたかもグローバル企業の収益増や株価の高騰が
そのまま日本人の価値と連動していることは論ずるまでもなく自明のことであるかのように。
そして、この問いはただちに
「われわれが収益を確保するために、
あなたがた国民はどこまで『外部化されたコスト』を負担する気があるのか?」
という実利的な問いに矮小(わいしょう)化される。
ケネディの有名なスピーチの枠組みを借りて言えば
「グローバル企業が君に何をしてくれるかではなく、
グローバル企業のために君が何をできるかを問いたまえ」ということである。
日本のメディアがこの詭弁(きべん)を無批判に垂れ流していることに
私はいつも驚愕(きょうがく)する。(後略)」
今回の一言:
こういう時こそ
マイケル・サンデル!
すんません、
固すぎた、でも時期が時期だから
許したまえ。
今、まさに今
西武の株主総会で
友人がサーベラス相手にその場に臨んでいる。陰ながら応援!
先日、彼と食事した時に
今度の西武の株主総会で社外取締役として
大宅映子さんとともに出席する旨を聞いた。
詳しい話はナーバスな問題なのでこれ以上書けないが・・・
ともかく、その時だけでなく、幾度となく彼とは
『株式会社』とは何なんだろうという事を話し込むことが多い。
利益を追求するという事は出資者に対して正式な、正当な事で、
無論それは否定されるものではない。
しかし、はたして
今の様なグローバル化された市場、ビジネスの世界において
その視点だけで進められる、判断されるという事に危険はないのか、
仮にその危惧が懸念されるのであれば
まわりまわって、株主自体へもマイナスとして降り注いでしまう事があるのではないか。
あえて
『日本の会社』とはどうあるべきなのだろうか。
ともかく株主が頂点であるというグローバル株式会社の考え方、
それを否定するのではなく
そこに日本固有のしきたり、考え方、進め方を加えて経営していくという事は
決してマイナスだけではない要素が多くあるはずだと。
もちろんそこに古式ゆかしく、化石化した受け入れられない経営というのは否定されてしかるべきだ、
と。
当たり前のことだが
この場でも何度か取り上げている
神戸女学院大学名誉教授・
尊敬すべき内田樹氏が
朝日新聞への寄稿「壊れゆく日本という国」で
素晴らしいことを書いている、一部抜粋で記させてもらいます。
「(前略)グローバル企業とその支持者たちは「どうすれば日本は勝てるのか?」
という問いを執拗(しつよう)に立てる。
あたかもグローバル企業の収益増や株価の高騰が
そのまま日本人の価値と連動していることは論ずるまでもなく自明のことであるかのように。
そして、この問いはただちに
「われわれが収益を確保するために、
あなたがた国民はどこまで『外部化されたコスト』を負担する気があるのか?」
という実利的な問いに矮小(わいしょう)化される。
ケネディの有名なスピーチの枠組みを借りて言えば
「グローバル企業が君に何をしてくれるかではなく、
グローバル企業のために君が何をできるかを問いたまえ」ということである。
日本のメディアがこの詭弁(きべん)を無批判に垂れ流していることに
私はいつも驚愕(きょうがく)する。(後略)」
今回の一言:
こういう時こそ
マイケル・サンデル!
すんません、
固すぎた、でも時期が時期だから
許したまえ。