ギャガ

173「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~&アルバート氏の人生&デイブ・ブルーベック」

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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~&アルバート氏の人生&デイブブルーベック

またまた
映画の紹介になってしまう。
今週見たのは2作なのでどちらも紹介と、
デイブ・ブルーベック。

まずは
「シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」
http://chef.gaga.ne.jp/
傑作、おもしろい、私好きです、こういう作品。
エスプリ、おしゃれな会話、ゲラゲラ。
2週間後の週末、12月22日公開です。

フランス料理界、
本来どうかはわからんが
格好ばかりつけて、理屈を捏ね回し、せっかくの食材をソースまみれにして
星の数だけを気にしている(と、私は思っている)題材を
皮肉と辛口で見事に笑い飛ばしてくれる作品。
と書くとウッデーアレンでも出てきそうな批判的で難しい内容だと思われてしまうが
ちゃいます。
まず、ジャン・レノが良い。
レオンの殺し屋からピンクパンサーまで広い役柄をこなすレノだが
この作品では当に彼の懐の深さ(面白さ)を十分発揮してくれている。
彼が演じるシェフ、一言でいうと頑固オヤジ、しかも伝統的カリスマ料理人、
でも目指すのは
それは本来良かれとしてあるべき伝統的フランス料理(これは私好きです)であることは間違いない。
彼の演技はその批判的視線を笑いと言う形で表現し、実は危ない現状を指摘してくれている、
・・・日本でも同じ例が多い・・・昨今のゆがんだフランス料理のあり方を批判してくれている。
そこへ、破天荒な天才料理人主人公ジャッキーをミカエル・ユーンが演じる。
彼は正直はじめてみる顔だった。まあ面白いキャラクたーです。
ジャン・レノは親日家としても知られているが
そんな一面も面白さに一役買っている。

で、シェフの配給が、これまたGAGA☆、ギャガ、
いやーー参った参った、偉いよ!


もう一つは
「アルバート氏の人生」
http://albert-movie.com/
こちらは年明け1月18日公開

グレン・クローズが30年間映画化を願って完成させた作品。
ということで、大いに期待して見に行った。
グレン・クローズというと「危険な情事」で有名、
私は「101」での犬を追うクルエラ・デ・ビルでの怪優ぶりに、より惹かれる。
19世紀のアイルランド、
男性として(本当に男のふりをして)周りをだましてしか生活の糧を得られないという題材で、
しかも今年のアカデミー賞(84回)で、主演女優、助演女優、メイキャップにノミネートされた作品、
となれば観にいかなくてはならない、となるのが常。
結論、私には合わなかった。
存在感のある作品であることは間違いない。
きっと、時代的背景や地理的背景もわかっていれば、かな:・・・
勉強不足ですんません。

That's学:
フランス料理のシェフつて威張っている感じしますよね。
それはそう、元々彼らの出身は
ルイ王朝の時代宮廷で料理を作っていた料理人であり
フランス革命後王宮から追い出されて
やむにやまれず、町場でレストラを開いたことが原点。


その3
音楽の話をしなくては・・・
デイブブルーベックが先日亡くなった。
追悼。
1964年ドイツと、1966年ベルギー全盛期のカルテットのライブです、ご覧ください。
http://www.musicair.co.jp/timet/index.php?rm=detail&id=152280

That's学:
テイク・ファイブが有名だ。
作曲はデイブではなくカルテットのSAX
ポール・デスモンド

今回の一言:
テイク・ファイブは5拍子?
あれは単に3拍子と2拍子の連続だよ、
と言った友がいた。

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172「ギャガ・GAGAがすごい、映画:砂漠でサーモンフィッシング」

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ギャガ・GAGAがすごい、映画:砂漠でサーモンフィッシング

ん?
いよいよ今週末
映画:砂漠でサーモンフィッシング
が公開される。

「砂漠でサーモンフィッシング」
http://salmon.gaga.ne.jp/

残念ながら試写は観ていないので
感想はかけないが
絶対見ると決めている。
と、今朝の新聞にこの映画の一面広告が
しかも椎名誠へのインタビューで全面構成されている。
ますます見なければ、私はシーナの大ファンです!
で、広告を穴の開くぐらいな気持ちで読んだんだが
配給会社がギャガであることに気がついた。

そう、最近、ここ数年ギャガがすごい、本当に凄いと思う。
なんてったって
私の今年度最高コラムンパルムドーム金獅子賞受賞作である
「最強のふたり」
http://saikyo-2.gaga.ne.jp/
もギャガ配給だし。

で、更に私の中のここ数年の高評価作品履歴をさかのぼって調べたら

「英国王のスピーチ」
http://kingsspeech.gaga.ne.jp/
「サラの鍵」
http://www.sara.gaga.ne.jp/
「再会の食卓」
http://www.gaga.co.jp/cinemas/detail/634/
「オーケストラ!」
http://orchestra.gaga.ne.jp/#/main
「スラムドッグ$ミリオネア」
http://slumdog.gaga.ne.jp/

これら全部ギャガの配給ということに気がつき驚いた。
というのは、私はかつてこの会社の配給作品は嫌いだった、
それは配給作品はどれもすこし奇抜というか
気持ちの良くないサブカルフレーバーを(はなにかかるような)持ち味にした作品を
あえてセレクトしていたからだ。
それは私には真っ向合わないラインナップだった。
しかし経営者が変わるとこんなにも変わっていたのかと
この事実に改めて驚いた今日。

少し語ります。
これまた30年近く前
私はある仕事で後にギャガの創業者となる
藤村哲哉氏と会った。
そのときの彼は勢いというのかカリスマ性というのか
そのような印象はほとんど無く
小柄で真摯なビジネスマンという感じで、
後にギャガを上場させた時とはまったく別人だった。
数年後GAGAを立ち上げるわけだが
当時ビデオレンタルは創世記、
まだまだハリウッドメジャーは自分たちの作品をレンタルショップに
「はいそうですか」と直ぐには出すことはせず
懐疑的に見ていたというか消極的に対応していた。
そこでギャガはレンタル事業会社と組み
メジャーではない作品の権利を独自に得て
レンタルだけで見ることの出来る独自のラインナップを整えるなどして
業界と共に発展し見事な実績を作っり上場をはたした。
しかし、どうしたものなのか
その後劇場配給も積極的に展開しと突き進む。
その戦略は無防備なというか無暗にとでも言うのか
配給の予定も決まらないままに
バンバンどんどん作品の権利を買えるだけ買い
突き進んで行った。
結果その権利が多くの不良資産となり
結局経営が行き詰ることに也
藤村氏は社を去ることになる、
30年前の姿が彼本来の姿だったのではないのか・・・。
そこでここに登場するのが
当時エイベックスの会長を退任してもなお元気はつらつの
依田巽氏。
藤村氏とのかつての交友もあり、
また資金的余裕もある依田氏にギャガ再生の白羽の矢が。
・・・まあ、ここから先は少々なんですので、ここらで語りは終わりにしますが・・・
ただ、
まあ依田氏はエイベックス時代既に60歳を超えていたのだが
社内では4人の依田さんが居るとも言われていたほどの
パワースポットではなかった・・・パワーあふれる御仁だ
(この情報は氏の近しい知人によるもの)。
しかし氏は、僭越ながら凄い
だって知らぬ間にギャガをこんな素晴らしい配給会社として
再生させていたとは
しかもそのことを実体験で証明していただいていたとは
尊敬します、はい。

ところで
最後にせっかくだから
「砂漠でサーモンフィッシング」に関する話を少しだけ。
主演のユアン・マクレガー
彼は『スター・ウォーズ』新三部作のオビ=ワン・ケノービ
で有名だけれども
私としては
「ヤギと男と男と壁と」や「人生はビギナーズ」
での彼が好きです。
そして
今回の作品は彼独特のユーモアあふれる
名演技をしてくれていると
確信しております。

さあ、週末行くぞ!

Tha's学:
GAGAのロゴの後にいつの間にか☆印が付くようになった。
これはたぶん、氏の意向だ。
だって字画とか字数、方角などにすごくこだわる方。

今回の一言:
どんな爺さんになりたいか?
僕はショーンコネリーが理想だなぁ・・・
プロフィール

ビバップ犬

CS音楽専門チャンネル、ミュージック・エア(スカパーch.271/スカパーe2 ch.326/全国のケーブルTVで放送中)を立ち上げた張本犬。音楽は主にジャズが好きでドラムも叩ける、と自負する、ゴールデンレトリーバー。オヤジ世代の代表として、上質な音楽を紹介します。

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