ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2013

遅くなりましたが
本年度のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートに関して記させてもらいます。

皆さんも見ましたよね。
指揮は二度目の登場となるフランツ・ウェルザー=メスト、
ウィーンフィルの演奏は勿論非の打ち所が無い。
また共に今年が生誕二百年になるワグナー、ヴェルディーの作品を取り上げたのが
効果的なポイントとして光っていた。
全体としては選曲の多くがヨハン(2世)の弟、ヨーゼフ・シュトラウス作で
しかもほとんどニューイヤーコンサート初演、ヨハン作の作品でさえ初演で、
少々物足りなさがあったことも事実。
まっ、初演で挑戦、良しですかね。

でだ!バンバン!!(シーナ誠的に机を叩く音)
撮影監督、TV収録の演出がひどい、何やってるんですか!
天井から空撮のように撮影出来る特殊カメラ・・・私たちはかつてスカイカムと呼んでいたが・・・
ここぞとばかりに、その映像を使いまくり、挿入しまくり、
コンサート見させたいのか、演奏の場である楽友協会の壁を見せたいのか
本末転倒。
基本的なカメラワークを見ていれば
ディレクターは間違いなくスコアーを目の前にして、
十分曲の構成を理解してカメラ、スイッチングを指示していたと想像できる。
にもかかわらず、まことに残念。
未熟なものへ無駄な道具を与えてはいけない、
与えるのなら与える側は、使い方だけでなく、その道具本来の意味を消化させてからにしてほしい。
関係者へは深く反省を促したい!バンバン!!(ショージさだお的に壁を叩く音)

ところで、
関係する身近な話題。
当家の奥方、要は私の奥さん、
年末に知人から有機野菜ですごく美味しいニンジンを大量にもらったので
せっかくだからご近所に、おすそ分けしてたんです。
と親しいあるお宅に行くと、そこの奥さんが、ナンだかどえらく派手なドレスを並べて
個人的ファッションショーというかどれを着ようかと迷っていたんですと。
で、何で?とわけを聞くと、なんと、このニューイヤーコンサートを聞きに明日からウィーンに行くんだと!?
で、よく聞くと、何でも通常のチケットは30万円ぐらいするので、それはいくらなんでもとなんだが、
前日のゲネプロは3万で見られるんだとかで
それをゲットしてウイーンに高飛びする計画だったんだと。
しかし、30万という値段の真かは分からんが、お高いのね・・・
というわけで、当家の奥方、要は私の奥さんは
この話を、両手に大量のニンジンを抱えたまま帰ってきて話しておった。

それはそれとして
今年の映像では客席が映ると、そこには必ず日本人のご夫婦が映りこんでいたよね。
目算で1割は日本人じゃなかったかな、
まっ、だからだんだんだ?ですが。

今回の一言:
ドナウは青くない、茶色だ、本当。