小説家は膨大な資料と取材に基づいて創作しているんだね
唐突ですが
面白い体験をしたので記させてもらいます。
先日
知人のあるベストセラー作家と話をしていて
ハードボイルドを得意とするその御仁が
次の作品は「公安」関係のことを新たな視点で書こうとしていると知った。
今まで既に多くの警察、公安物を書いて人気シリーズにもなっているが
実は実際に当事者に取材したことが無い、ということがわかった。
今までの作品は膨大な資料を収集し調査を施し、
それは内容の濃い作品として完成させているのも事実。
で、実は私がひょんなことから、元公安の人物を知っており
その旨を話したら、是非もので面談したい、取材したいということになった。
私はその元公安の人物とはいわゆる軽い知り合い程度で、
特に親しいわけでもなかったが
この申し出に対して快く引き受けてくれた。
話の流れから私もその取材の場に同席することになった。
作家もさすがに聞く視点が鋭く、
目の前で語られる事柄の数々、
それは本当、刑事ドラマ、小説の世界、
いや、それ以上の話を聞くことが出来た。
もちろん取材先のその方、もはや引退しているものの
公務員の守秘義務に依然拘束されているわけであり
・・・ご本人曰く、このまま言葉にしないで、墓の中まで持っていかなければならない、と・・・
核心に触れるところは明言はされなかったが
それでも素人の私には十分驚きの話、展開だった。
実際潜入操作の事をドキュメンタリー的に聞くことなども出来た。
既に話して、そして聞いて問題になることではない事項ではありますが
やはり内容が内容なので、
素人の私としてはここに書くことは控えます。
が、上辺の軽い話題を2つだけ。
潜入操作に関して。
組織に近づくには、当然別の身分を作る。
その身分を作るのに、下準備に2年
(まずは警察のにおいを消し、新たな身分になりきるのに、オオ!)、
そこから1つのミッションを完結するのに計7年の年月を費やしたと!
本当、信じられません。
また
可笑しい話として・・・
昔、キャバレーというのがあって、
そこではテーブルにホステスが指名されて付くシステムがあった。
警察関係が行くと、キャバレー側もわかっていて
支配人がアナウンスで
『00さん00さん、ご指名です、110番テーブルへ』
となるわけだと、そうテーブル番号は110番と決まっている。
その方曰く、
「私もキャバレー行ったときに110番テーブルへ通されたんだが
しばらくするとマイクで
『・・さん・・さん。ご指名です、119番手テーブルへ』
とアナウンスされた日には驚きましたよ、
消防も来ているるのかと!」
Tha's学:
公安警察と公安調査庁とは違う。
前者は警視庁の機関で逮捕権あり拳銃の所持も、
後者は法務省の機関で両方とも無し。
ワルサーPPK待たないジェームスボンドっか。
今回の一言:
膨大な資料と取材に基づいた作家の仕事、
作曲も、作詞も同様、それがよい作品を生む、
創作の鬼。
倉本 聰が言っていた事を思い出した。
「クリエイト、『創作』とは、無からどう作り出すのか
創意工夫して作り上げてこそ『創作』。
お金にしても、材料にしても、
そこにあるものを
右から左に程度のことでは
それは『作る』であって『創作』ではない」
と。
唐突ですが
面白い体験をしたので記させてもらいます。
先日
知人のあるベストセラー作家と話をしていて
ハードボイルドを得意とするその御仁が
次の作品は「公安」関係のことを新たな視点で書こうとしていると知った。
今まで既に多くの警察、公安物を書いて人気シリーズにもなっているが
実は実際に当事者に取材したことが無い、ということがわかった。
今までの作品は膨大な資料を収集し調査を施し、
それは内容の濃い作品として完成させているのも事実。
で、実は私がひょんなことから、元公安の人物を知っており
その旨を話したら、是非もので面談したい、取材したいということになった。
私はその元公安の人物とはいわゆる軽い知り合い程度で、
特に親しいわけでもなかったが
この申し出に対して快く引き受けてくれた。
話の流れから私もその取材の場に同席することになった。
作家もさすがに聞く視点が鋭く、
目の前で語られる事柄の数々、
それは本当、刑事ドラマ、小説の世界、
いや、それ以上の話を聞くことが出来た。
もちろん取材先のその方、もはや引退しているものの
公務員の守秘義務に依然拘束されているわけであり
・・・ご本人曰く、このまま言葉にしないで、墓の中まで持っていかなければならない、と・・・
核心に触れるところは明言はされなかったが
それでも素人の私には十分驚きの話、展開だった。
実際潜入操作の事をドキュメンタリー的に聞くことなども出来た。
既に話して、そして聞いて問題になることではない事項ではありますが
やはり内容が内容なので、
素人の私としてはここに書くことは控えます。
が、上辺の軽い話題を2つだけ。
潜入操作に関して。
組織に近づくには、当然別の身分を作る。
その身分を作るのに、下準備に2年
(まずは警察のにおいを消し、新たな身分になりきるのに、オオ!)、
そこから1つのミッションを完結するのに計7年の年月を費やしたと!
本当、信じられません。
また
可笑しい話として・・・
昔、キャバレーというのがあって、
そこではテーブルにホステスが指名されて付くシステムがあった。
警察関係が行くと、キャバレー側もわかっていて
支配人がアナウンスで
『00さん00さん、ご指名です、110番テーブルへ』
となるわけだと、そうテーブル番号は110番と決まっている。
その方曰く、
「私もキャバレー行ったときに110番テーブルへ通されたんだが
しばらくするとマイクで
『・・さん・・さん。ご指名です、119番手テーブルへ』
とアナウンスされた日には驚きましたよ、
消防も来ているるのかと!」
Tha's学:
公安警察と公安調査庁とは違う。
前者は警視庁の機関で逮捕権あり拳銃の所持も、
後者は法務省の機関で両方とも無し。
ワルサーPPK待たないジェームスボンドっか。
今回の一言:
膨大な資料と取材に基づいた作家の仕事、
作曲も、作詞も同様、それがよい作品を生む、
創作の鬼。
倉本 聰が言っていた事を思い出した。
「クリエイト、『創作』とは、無からどう作り出すのか
創意工夫して作り上げてこそ『創作』。
お金にしても、材料にしても、
そこにあるものを
右から左に程度のことでは
それは『作る』であって『創作』ではない」
と。