ベルリン・フィルin銀座@ソニービルに行って来た&コラムン1周年
銀座ソニービルで今
「技術と完成の融合が生み出す
至高のコンサート体験
ベルリン・フィルin銀座 4K DSD」
・・・ああ長いタイトルだ・・・
が行われている。
どうぞ、ということだったので
だわだわ、と行ってきた、体験してきました。
結論としては
今までに無いような映像の解像度と
今までに無いような音を
体験できました、
と小学生の社会見学の感想文程度の事しかかけないのですが・・・
それじゃあんまりだ、との関係者の声も聞こえますので・・・
特に音に関しては一聴の価値はあります!
ソニーが開発した次世代音声フォーマットDSDによるスピーカーから流れ出てくる
五嶋みどりとベルリンフィルによるメンデルスゾーンバイオリン協奏曲には
驚きの感があり。
五嶋みどりのヴァイオリンのリアル感
大げさではなくヴァイオリンの胴の中に入ってしまったような臨場感!
・・・といっても今までに入ったこと無いけれどね、比喩比喩・・・
引いた弓からその毛の一本一本に塗られた松脂が
粉となり立ち上がり目の前に浮遊しているような感じ、
・・・これは比喩ではなく自分で演奏した経験がある方なら分かってくれると思います、本当・・・
がするのであります。
ともかく今までこのような音に出会ったことはありませんでした。
またサイモン・ラトル指揮によるワグナーのワルキューレの奇行では
指揮台に立つラトル自身が聴いている音と同じ音が流れていると確信できる。
そう、ファンなら誰もが憧れる指揮台でオケを聴く事、しかもベルリンフィルを、
それが体験できたといってこ過言ではないと思います。
さて映像のほうはと申しますと・・・
通常のHDの倍だか三倍だかの解像度の新システム「4D」での上映。
これは確かにすごい
・・・何がすごいかというと、本当に通常裸眼では見られないような細かいところまで見える・・・
すごすぎると表現したほうがよいぐらい。
がしかし、実際あんなに細かいところまで見られることは必用なんだろうか?
それこそ絵画を双眼鏡や顕微鏡で見ているようなもので
研究者なら別だが、普通の鑑賞者がそこまで必用なのか、
果たして裸眼を超える解像度が必要なのか考えてしまった。
ここにコンテンツ本来の楽しみ方をも(少々)超えてしまう
技術優先のよくは無い影が見えてしまったんです、本当。
具体的に書くと
例えばヴァイオリンの胴の部分がアップになり、
通常見えない胴の部分の年輪や汚れまで見えてしまう、それはいかがなモンなのか。
見えれば綺麗といえば、確かにフレンチホルンやトランペットの綺麗なロータリーの動きや
ベルの輝きは、それはそれで確かに綺麗だが
ヴァイオリン同様、指揮者のサイモンラトルの白髪の髪の毛一本一本まで見えてしまう、
だいたい観客は何もブラスのベルの輝きを見たくて来たわけではなく
弦の年輪とか、ましてや胴の汚れやラトルの白髪を見に来たわけではないんだよね・・・。
結局何が言いたいのかというと
今回経験したことで二つ感じたことがあるんだ。
本来「夢」のように憧れていた事が技術革新で誰もが体験できる、
今回で言うところの、指揮台の上でベルリンフィルの音を聴くような体験、
そういう技術革新はいつの時代にも望まれ、ヒットを生み
大げさな言い方をすると経済発展につながるということ。
対して
消費者があまり望んでいないような技術革新というのは、その逆で
今日本が陥っている経済問題を象徴しているのではないか、ということ。
今回の感想はあくまでも
私個人の感想でありまして
皆さんがどのように感じるのかはわかりません。
ただ、ソニーさんがこのような体験を広く公開して
それを今回体験できたということに深く感謝いたします。
この催しは
12月22日まで開催されています
しかも無料で誰でもOKですとのこと、
是非お運びいただくことをお勧めします、かしこ。
http://www.sonybuilding.jp/event/opus/bphm2012/index.html
今回の一言:
「誰でもお尻は洗いたい」
でヒットし普及した洗浄システム。
でも誰もは、お尻を乾かしたいとは思わなかったわけだ、
で、見なくなった。
PS
ブログ:コラムンを始めて丁度1年になります。
あきれず、おこらず、(いや、とっくにあきれられ、おこられ)
お読みいただきましてありがとうございます。
駄文ではございますが
今後ともごひいきの程
お願い申し上げるしだいで申し上げます。
銀座ソニービルで今
「技術と完成の融合が生み出す
至高のコンサート体験
ベルリン・フィルin銀座 4K DSD」
・・・ああ長いタイトルだ・・・
が行われている。
どうぞ、ということだったので
だわだわ、と行ってきた、体験してきました。
結論としては
今までに無いような映像の解像度と
今までに無いような音を
体験できました、
と小学生の社会見学の感想文程度の事しかかけないのですが・・・
それじゃあんまりだ、との関係者の声も聞こえますので・・・
特に音に関しては一聴の価値はあります!
ソニーが開発した次世代音声フォーマットDSDによるスピーカーから流れ出てくる
五嶋みどりとベルリンフィルによるメンデルスゾーンバイオリン協奏曲には
驚きの感があり。
五嶋みどりのヴァイオリンのリアル感
大げさではなくヴァイオリンの胴の中に入ってしまったような臨場感!
・・・といっても今までに入ったこと無いけれどね、比喩比喩・・・
引いた弓からその毛の一本一本に塗られた松脂が
粉となり立ち上がり目の前に浮遊しているような感じ、
・・・これは比喩ではなく自分で演奏した経験がある方なら分かってくれると思います、本当・・・
がするのであります。
ともかく今までこのような音に出会ったことはありませんでした。
またサイモン・ラトル指揮によるワグナーのワルキューレの奇行では
指揮台に立つラトル自身が聴いている音と同じ音が流れていると確信できる。
そう、ファンなら誰もが憧れる指揮台でオケを聴く事、しかもベルリンフィルを、
それが体験できたといってこ過言ではないと思います。
さて映像のほうはと申しますと・・・
通常のHDの倍だか三倍だかの解像度の新システム「4D」での上映。
これは確かにすごい
・・・何がすごいかというと、本当に通常裸眼では見られないような細かいところまで見える・・・
すごすぎると表現したほうがよいぐらい。
がしかし、実際あんなに細かいところまで見られることは必用なんだろうか?
それこそ絵画を双眼鏡や顕微鏡で見ているようなもので
研究者なら別だが、普通の鑑賞者がそこまで必用なのか、
果たして裸眼を超える解像度が必要なのか考えてしまった。
ここにコンテンツ本来の楽しみ方をも(少々)超えてしまう
技術優先のよくは無い影が見えてしまったんです、本当。
具体的に書くと
例えばヴァイオリンの胴の部分がアップになり、
通常見えない胴の部分の年輪や汚れまで見えてしまう、それはいかがなモンなのか。
見えれば綺麗といえば、確かにフレンチホルンやトランペットの綺麗なロータリーの動きや
ベルの輝きは、それはそれで確かに綺麗だが
ヴァイオリン同様、指揮者のサイモンラトルの白髪の髪の毛一本一本まで見えてしまう、
だいたい観客は何もブラスのベルの輝きを見たくて来たわけではなく
弦の年輪とか、ましてや胴の汚れやラトルの白髪を見に来たわけではないんだよね・・・。
結局何が言いたいのかというと
今回経験したことで二つ感じたことがあるんだ。
本来「夢」のように憧れていた事が技術革新で誰もが体験できる、
今回で言うところの、指揮台の上でベルリンフィルの音を聴くような体験、
そういう技術革新はいつの時代にも望まれ、ヒットを生み
大げさな言い方をすると経済発展につながるということ。
対して
消費者があまり望んでいないような技術革新というのは、その逆で
今日本が陥っている経済問題を象徴しているのではないか、ということ。
今回の感想はあくまでも
私個人の感想でありまして
皆さんがどのように感じるのかはわかりません。
ただ、ソニーさんがこのような体験を広く公開して
それを今回体験できたということに深く感謝いたします。
この催しは
12月22日まで開催されています
しかも無料で誰でもOKですとのこと、
是非お運びいただくことをお勧めします、かしこ。
http://www.sonybuilding.jp/event/opus/bphm2012/index.html
今回の一言:
「誰でもお尻は洗いたい」
でヒットし普及した洗浄システム。
でも誰もは、お尻を乾かしたいとは思わなかったわけだ、
で、見なくなった。
PS
ブログ:コラムンを始めて丁度1年になります。
あきれず、おこらず、(いや、とっくにあきれられ、おこられ)
お読みいただきましてありがとうございます。
駄文ではございますが
今後ともごひいきの程
お願い申し上げるしだいで申し上げます。