2012年08月

吠えろコラムン141:橋本市長!文楽とビックバンド

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橋本市長!文楽とビックバンド

最近番組でビックバンドを取り上げる事が多かったせいか…本当の話。
昨日キッチンにおいてある液体洗剤を見て驚いた。
表紙のラベルに
「Count Basie」と書いてある!
(えっ!?カウント・ベーーシー???、んなぁばかな・・・?んじゃあ、
これで、光ったストッキングも洗えます、なんてわけかぁ?サテンの人形は洗えんのか?)と、
思ってよく見てみたら
「Coconut Base(ココナッツベース)」だった。ココナッツオイルをベースに作った洗剤のようだ。
んっまあ、一種の職業病みたいなものかな。

話は変わる。
世の中、毎日のように大阪のほうから維新が始まるような報道が続く。
そんな中、先日、その橋本市長が前々から方針を打ち出していた
「文楽」への補助金を凍結することを発表した。
市長のほうから採算「話し合いたい」と公開面談を求めていたのに、
協会からは「公開の場ではうまく意見が言えない。」と・・・ガキか?
協会の真意の程はともかく
僕は前々から、いくら伝統文化だからと言って、補助金を出すことには反対だ。
伝統文化だけでなく、クラッシックのオケなども同様、補助金で大きな部分が賄われている。
昨今これを改善する流れが始まり、逆にこうした当事者たちが、
市民に広く理解を求める活動を(やっと)しだしたりしている。
いずれにしても、市長の言う「演者が公務員化してしまっている」という問題点の指摘には大賛成だ。
かつてのソ連や東ドイツならまだしも、「演者」は常に民衆の洗礼を経て
・・・それがある時は収入、ある時は人気、支持・・・勃興する定めなのではないのでしょうか。
そもそも芸能、伝統、それに付随する教育も含めて、その対象の内外の明確な線引きは無いかぎり、
補助を公的資金で賄うことは変ですよね。

最近はビックバンドもほとんど経営が立ち行かないで、プロとしては存在していることすら稀です。
それには色々な理由があるのですが
だからと言って、私は、好きだから、公的資金を投入して存続させてください、
なんて露ほども思ったことはありません。

今回の一言:スマイリー小原って今思うと・・・こっちが笑えるね

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吠えろコラムン140:スカパーでかした!パラリンピック放送&西城秀樹さんリハビリ

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スカパーでかした!パラリンピック放送&西城秀樹さんリハビリ

先週末
スカパー、BSスカパーが
ロンドンパラリンピックを期間中毎日21時~22時放送すると発表した!
http://blogs.skyperfectv.co.jp/20120719-37.html?__from=mixi
でかしたぞ!
先日のコラムンで公共放送のあるべき姿で、パラリンピックを重点的に放送すべきだと指摘したが、
民間、それも有料放送が中心のスカパーが一翼を担ってくれる(この放送は無料)。
言い換えればこれは
「多チャンネルのあるべき姿の一つ」であると、
気をつかせてくれた!!!
公共放送でも広告放送でもない、
多チャンネル、有料放送プラットホームのあるべき姿の一つではと。
しかもキャスターが増田明美さんとは、これまた心憎いキャスティングですね、
是非見よう。

話は変わる。
先週金曜日から自宅の近くの公園に
TVスタッフとおぼしき集団が集まってきていた。
もともと、この周辺はTVロケが多いので
・・・また、何のさつえーかなーー?・・・
なんて思っていたら、
週末になるにつれて、その集団が増えてきた。
増えたというか、今度はそこから200メートルぐらい離れた
別の公園周辺にも、警備委員とか色々なスタッフが集まってきた。
・・・???何か大きな撮影なのかな?黒澤組でもくるのかな??もう無いか、
そんじゃあ山田組かな?・・・・
なんて思ったが、それはそれとして、週末の時間が過ぎた。
で、日曜夜、娘が24時間TVを見ていて、
「お父さん!家の近くが映っているよ!」と大きな声を出すので僕も見た。
24時間の最後の1時間だったが、そこでは西城秀樹さんがリハビリで
努力して、2度の脳梗塞を乗り越えて、武道館でヤングマンを歌うものだった。
前のコラムンにも書いたが、近くに西城さんが住んでいて、
公園で一生懸命にリハビリのウォーキングしている
彼の姿を何度と無く目の当たりにしている。
私が犬の散歩の時など会話を交わしたりするときは、きついしぐさなど微塵も出さない、
依然気持ちの良いナイス・マンだ。
そして番組では普段のウォーキングのシーンなどを含め、リハビリに励み、
ついに今日、武道館でヤング・マンを復活熱唱することが映し出されていた。
感動した。
パラリンピックもリハビリに努力する姿も
僕は理屈抜きに感激する。ありがとう。
大げさな言い方だが、
メディアの役割というのは何なのかな、と
またまた考えさせられた週末でした。

ところで、どうも別の撮影集団が関係していたのは、
同じ24時間TVの中のマラソンシーンを撮影する部隊のようだった。
これまた走るコースが近くだったようだ。
で、日曜は何だか自宅周辺は未来世紀ブラジル化してた。
そお言えば、先週末は浅草サンバとか、高円寺阿波踊りとか
走ったり踊ったり、暑い中ご苦労様です。


今回の一言:サンバ・カーニバルはもともとデモ行進

吠えろコラムン139:パラリンピックと放送

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パラリンピックと放送

ロンドン・オリンピックに続きパラリンピックが開催される。
僕は、もともと皆で右向け右、みたいな盛り上がりを不得手とするのですが
オリンピックは普通に楽しんだし日本の選手の活躍する姿に感動した。
そして、実は僕が今回のオリンピックで本当の意味で一番感動をもらったのは
陸上の男子400メートル準決勝で、南アフリカの25歳、義足ランナー
オスカー・ピストリウスの走る姿だった。
生まれつきの障害で両足を膝から下を切り落とし、
それでも義足をつけて活躍するその姿をご存知の方は多いと思う。
彼は今までにパラリンピックで、金メダル4、銅メダル1を獲得し
今年3月に400メートルの五輪参加標準記録A(45秒30)を突破する45秒20を出し、
ついに念願のオリンピック出場を果たしたんだ。
出場を決めるまでには、記録だけでは無い戦いがあった。
国際陸上競技連盟の「弾力性のあるカーボン繊維製の義足では通常の大会への出場を認めない」との判断に
スポーツ仲裁裁判所に提訴して勝訴した結果勝ち取った出場だ。
もちろん僕にはこの義足の使用が、本当に公平な競技に適正なのかどうかはわからない。
ただ、映像として、世界最高の筋肉を両足に持ち合わせたアスリートたちに混じって、
義足の両足で堂々と走る彼の姿に、ともかく感動してしまった。
そしてスタジアムを埋めた大勢の観客も、堂々最下位の彼に惜しみない拍手を、
間違いなく敬意を込めて!送っていた。

・・・そう、これだ!話は飛ぶが、
会場でイギリスの市民は熱狂的に「イギリス、イギリス!」と国名を叫ぶのではなく
「TGB(チーム・グレート・ブリテン)TGB!」とチームと選手を応援したと聞く。
朝日新聞記事から・・・
これは「五輪は国と国との戦いではなくチームとチーム、個人と個人の戦い」と記している五輪憲章を、
成熟した都市が理解していたからだと思う。・・・
記事はこの後、日本は未だこの五輪憲章を理解していない、理解して20年の五輪招致を目指していない、
依然「箱物」に依存した招致をしようとしている、と苦言を呈している。
僕は同感だ。

話を戻します。
パラリンピック、そう、パラリンピックが開幕する。
毎回オリンピックが終わると、本祭は終わりましたというような雰囲気が流れて、
(何でもっともっと見たい、見てほしい、特に子供たちに見てほしい、パラリンピックなのに、残念だなあ・・・)
と思っていたし、(今回も同じようなんだろうな・・・)と・・・・。
その違いの大きな理由は「放送」にあるのではないか?
ご存知のようにオリンピックでは多くの競技が放送されるが、
今回は特に、NHKは総合、Eテレ、BS、そして民放各社、さらにはネットでの配信と、
今までに無い多くのメディアで膨大な時間取り上げられ、競技への関心、盛り上がりの主導を担っていた。
それに対しパラリンピックはどうなんだろうか?
調べてみた。
NHKはパラリンピックの期間中(8月30日~9月1日)に、
放送を各日に、総合では15時~16時前の1時間弱、Eテレで20時~21時前の1時間弱、たった日に1時間弱づつ、
更にBSにいたっては無い(らしい)!
民放はほとんど見当たらない。
勿論パラリンピックは一般からすると、オリンピックに比べて関心は低く、視聴率は当然比べるべくも無い。
広告放送を行っている民放が、取り上げることが少ないのは、当然理解できる。
しかし、公共放送、こういうときにこそ、公共放送のあるべき姿、使命が示されるものではないのでしょうか。
そして心から感動するシーンを一人でも多くの人たちへ、
特にこれからの担う子供たちに、一人でも多くの子供たちに、触れるチャンスを
作ってほしいものだと思うばかりでありまする。

それが
成熟した都市が築かれる礎の一つ、大きな一つになるのではないのかな。

今回の一言:Mr.ビーンときたら次はモンティ・パイソンでしょうが。

吠えろコラムン138:無事終了YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST

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無事終了YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST

休み前のコラムンでこのコンテストがある事を書いたが
18,19日の二日間、35バンドが出場し無事終了した。
優勝は国立音大の6連覇、2位洗足、3位明治、4位早稲田等々
コンテストの模様は来月の番組をご覧いただきたいが
http://www.musicair.co.jp/special2/index.php?id=770
番組のFBでも触れたのですが、ここではもう少し書きたいので、許してぇ。

最近の大学ビックバンドはいい意味で新旧入り乱れて演奏されている。
新派は独自の斬新な新しいアレンジで、
旧派は依然カウントベーシーでと、さらに驚いたのが
未だにサドジョーンズ&メルルイス・オーケストラの曲を中心に演奏している学校もある。
サドジョーンズ&メルルイス、略してサドメル、って知ってる?サドマゾじゃないぞ・・・オヤジギャグなって
しまいました失礼。
神戸大がそうなんだが、事前に彼らからこのコメントを聞いて正直驚きました。
ビックバンド経験者まもちろん、JAZZファンならサドメルはリスナーとして知る名前だとは思いますが、
まさか今でもサドメルを追及して演奏いるオケがあるとは御見それいたしやした。
・・・前にこのブログに書いたことがあるのですが、僕はニューヨークのライブハウスで30年前!メルルイ
スの演奏を見た(ドヤ顔)ぞ・・・
まっ、そんなことどうでもよいですが、ここでおさらいしておきましょう。
サドジョーンズは、ハンク(ピアノ)エルビン(ドラム)の団子じゃなかった、ジョーンズ3兄弟の一人でカウ
ントベーシーのオケでペットを吹いてい て
後にメルルイスとサドメルオケを作る。サドメルのコンビ解消後最後はベーシー亡き後のベーシーオケのリー
ダーとして活躍したんだ。
で、話が戻るが、オジサンとしては、ベーシー、エリントンはあるかなとは思っていたが、サドメルまでいまだ
に現役で演奏されていたとは、
ホンマニ驚きでした。今後このあたりの現実を探っていくことも面白いかなと。
・・・ワタクシはサドジョーンズがリーダーのベーシーオケを見ています。
そしてベーシー自身最後の日本公演(確か厚生年金会館)も見ています(ドヤ顔その2)
しかもそのときにベーシーは電動車椅子に乗って登場したんだ!覚えてるぞ!(ドヤ顔その3、はーーすっきり)・・・


今回の一言:夏は高校野球だけじゃない。入場行進も無い。

吠えろコラムン137:YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST

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YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST43 ヤマノ・ビッグバンド・ジャズ・コンテスト43

ビッグバンドって知ってますか?大きいバンド、そりゃそうだ、直訳だけれど。
おさらいから・・・ピアノ、ギター、ベース、ドラムの4リズムにトランペット5、トロンボーン4、サックス5
の18人編成を基本としたJAZZバンド。
でだ、大学には古くからこの手のサークルがあって、そうしたバンドが腕を競い合うコンテスト
それがこのYAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST。
今年で43回、43年目を迎えるコンテストだけれどその本選がこの18,19日にある。
そのレベルは、知る人ぞ知るすごい高いもので、コンテスト出場者でプロの第一線で活躍している人も多い。
Tスクエアの伊藤たけし、本田雅人やカシオペア神保彰などなど・・・。
ミュージック・エアではレギュラー番組「ジャズ!スウィング!キャンパスライフ・2012!」の
特番で14日にその直前の状況を紹介する番組を放送する。
http://www.musicair.co.jp/special2/index.php?id=770

この特番はわずか15分のものだが
レギュラーと同じく学生インターンが制作を担当している。
僕自身も、制作の学生と、ほとんど楽しみながら参加している。
で、学生たちと話していて、どうせならと、ナレーションも学生で行ってしまおうとなり
これまた別の早稲田の留学生インターンがコンタクトしてくれて、今日、さっき、そうさっき、
連絡が来て、即日、そう今日、即日ナレーションを担当して録音する事になった。
アナウンス研究会がだ。
しかも、もともとプロのナレーターをスタンバイしていたんですが、そちらをキャンセルして。
何なんだろうな?この乗り。

かたやオリンピックだネット放送だと大騒ぎしているけれど・・・
・・・もちろん僕も同じく楽しませてもらっています、大騒ぎまではしていないけれど・・・
純なのかな、やっぱり学生は、いや、彼らが純なのかな、学生だからという事ではなく
純に映像が好きで、音楽が好きで、アナウンスが好きで
だからとっくに純でなくなった大人(僕のことです)も釣られて、というか引っ張られているんだろうなと思った。
またこの留学生インターンがまた最高。
オーストリアから来ているのだが、一言でいうと本当によい奴、でこれまた純。

話は戻るが
このコンテスト43年目と、僕が現役のときにもすでにあった。
計算してみると当時は10回目ぐらいだったんだね。
で、思い起こすと、当時東京六大学ビックバンドコンサートというのがあって
中学生のころから通っていた、それが僕のJAZZ好きの始まりだったのだろうか。
野球の六大学から東大が抜けていて、代わりに中央、日大が加わってコンサートやってた。
あれどうなっちゃったんだろうな?調べても片鱗すらない。
懐かしいなぁ・・・・また見てみたいなぁ・・・
そうそう、早稲田ハイソにはあのタモリが在籍していたことがあり
「マイルスのペットは鳴いている、お前のペットは笑っている」
といわれ、で、それ以来タモリは司会に回ったとかと
何かで聞いた事がある。

今回の一言:見ていないでつべこべ言うな。はい、見ていませんのでまったく何も言ってません。

そうそう
20日まで夏休みです、そんじゃあ。


プロフィール

ビバップ犬

CS音楽専門チャンネル、ミュージック・エア(スカパーch.271/スカパーe2 ch.326/全国のケーブルTVで放送中)を立ち上げた張本犬。音楽は主にジャズが好きでドラムも叩ける、と自負する、ゴールデンレトリーバー。オヤジ世代の代表として、上質な音楽を紹介します。

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