コラムン60:吉野家牛丼とパリコレ
あれは数年前の
こんな雪の降りしきる日の昼前だった・・・
僕は年に1,2度
吉野家の牛丼と日清のカップヌードルを
どうしても、無性に食べたくなることがある、
不思議だが事実だ、
身体がジャンキーな物をどうしても求める瞬間があるようだ。
で、その日も吉野家の牛丼が食べたくなり
いてもたってもいられない、ハァハァ状態だった。
ただそのような禁断症状が出ても
なんとなくあの込み入った吉野家のカウンターで
黙々と牛丼を食すのはイマイチ気が引けるので
込む昼を避けて、できるだけ早く行く。
あの日も雪、そしてまだ昼には時間がある時間だった。
店には客は二人だけ、そこに僕は入っていって
「牛丼の並とサラダと味噌汁と卵」を注文、
で何とはなしにボーっとしていると
先客の雰囲気がなんだかおかしい、
まず話し声が、一人のほうのおじさんというかオヤジが
とんでもなく、ビエビエ声の大声で話をしている。
で、どうしても気になり見るとはなしに見たら
スゲエ成金丸出しのようなハデハデで光っているスーツを着ている、
本当、光ってるんだ。
しかも隣にはこのオヤジにはあまりにもバランスを欠いた
若いそこそこ綺麗な女性が座っている。
で、二人とも
「牛丼の並、おしんこ、味噌汁」を食している。
僕は思った
(おいおい、成金オヤジ、
いくらなんでも一晩若い娘さんをもてあそんだ末に
吉野家の牛丼で〆というのもなんでないかえ?)と。
まっ、そうこうしているうちに
僕の牛丼が来たので食していたら
オヤジのビエビエ会話がどんどんエスカレートしていく。
で、・・・フト・・・僕は思った・・・どこかで聞いたことがあるぞ、この声?
うーーーー、で失礼かとは思ったが正面から見据えてみた、
・・・まあ、吉野家で大声でがはがは会話するほうがもっと失礼ですが・・・
わかった、声の主は
山本 寛斎だった。
で、更によく見ると、隣に座るのは娘(山本未来の妹、名前は知らない)だった。
そおいえば
ここ(青山)に彼の自宅なんだか事務所なんだかがあるのか
今までもよく道ですれ違うことがあった、山本 寛斎には。
まっ、ということで何も事なかれで、彼らは食べ終わって
すごい毛皮のコートをはおいつつ
一人380円+90円+50円=520円也を支払い出て行った。
で、出たそこは青山通り、
そこのは黒の凄いベンツが運転手を待たせてあって
颯爽と二人は乗って去っていった
で、・・・・僕は完全に負けた、と思った。
で、食べ終わって自分の分
380円+90円+50円+50円=570円也
を支払って出てきた、
っと!?うっ?
そおだ!そおなんだ!!!
オレの方が50円勝った、勝ってたんだ、と気がついた。
生卵一つ分ではあるが
勝った!
「勝ったんだぞ!エイドリアーーーン!!!」
と叫びつつ
「アイ、シーングイング、インザ、スノー♪」
なんて歌いながら青山通りをタップしちゃったぞ。
そんな雪の日のお話でした、本当。
今日の一言:
これは友人から聞いた話
エイベックスの創業者が上場後のある日
コートを着て牛丼屋に行った。
それを見送った社員は
「あのコートだけであの牛丼店買えるわよね」と。
PS
今月はロックの殿堂の月とお伝えしたが
特集の二弾目は目玉
あのブライアン・ウィルソンが復帰した
結成50周年を迎えるビーチ・ボーイズのライヴ。
3月2日(金) 22:00~23:00
http://www.musicair.co.jp/recommend/?id=510
PSS
ビーチボーイズといえば
最近読んだ本
「陽だまりの彼女」
でもキーになっていたよ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101353611/ref=oh_o00_s00_i00_details
あれは数年前の
こんな雪の降りしきる日の昼前だった・・・
僕は年に1,2度
吉野家の牛丼と日清のカップヌードルを
どうしても、無性に食べたくなることがある、
不思議だが事実だ、
身体がジャンキーな物をどうしても求める瞬間があるようだ。
で、その日も吉野家の牛丼が食べたくなり
いてもたってもいられない、ハァハァ状態だった。
ただそのような禁断症状が出ても
なんとなくあの込み入った吉野家のカウンターで
黙々と牛丼を食すのはイマイチ気が引けるので
込む昼を避けて、できるだけ早く行く。
あの日も雪、そしてまだ昼には時間がある時間だった。
店には客は二人だけ、そこに僕は入っていって
「牛丼の並とサラダと味噌汁と卵」を注文、
で何とはなしにボーっとしていると
先客の雰囲気がなんだかおかしい、
まず話し声が、一人のほうのおじさんというかオヤジが
とんでもなく、ビエビエ声の大声で話をしている。
で、どうしても気になり見るとはなしに見たら
スゲエ成金丸出しのようなハデハデで光っているスーツを着ている、
本当、光ってるんだ。
しかも隣にはこのオヤジにはあまりにもバランスを欠いた
若いそこそこ綺麗な女性が座っている。
で、二人とも
「牛丼の並、おしんこ、味噌汁」を食している。
僕は思った
(おいおい、成金オヤジ、
いくらなんでも一晩若い娘さんをもてあそんだ末に
吉野家の牛丼で〆というのもなんでないかえ?)と。
まっ、そうこうしているうちに
僕の牛丼が来たので食していたら
オヤジのビエビエ会話がどんどんエスカレートしていく。
で、・・・フト・・・僕は思った・・・どこかで聞いたことがあるぞ、この声?
うーーーー、で失礼かとは思ったが正面から見据えてみた、
・・・まあ、吉野家で大声でがはがは会話するほうがもっと失礼ですが・・・
わかった、声の主は
山本 寛斎だった。
で、更によく見ると、隣に座るのは娘(山本未来の妹、名前は知らない)だった。
そおいえば
ここ(青山)に彼の自宅なんだか事務所なんだかがあるのか
今までもよく道ですれ違うことがあった、山本 寛斎には。
まっ、ということで何も事なかれで、彼らは食べ終わって
すごい毛皮のコートをはおいつつ
一人380円+90円+50円=520円也を支払い出て行った。
で、出たそこは青山通り、
そこのは黒の凄いベンツが運転手を待たせてあって
颯爽と二人は乗って去っていった
で、・・・・僕は完全に負けた、と思った。
で、食べ終わって自分の分
380円+90円+50円+50円=570円也
を支払って出てきた、
っと!?うっ?
そおだ!そおなんだ!!!
オレの方が50円勝った、勝ってたんだ、と気がついた。
生卵一つ分ではあるが
勝った!
「勝ったんだぞ!エイドリアーーーン!!!」
と叫びつつ
「アイ、シーングイング、インザ、スノー♪」
なんて歌いながら青山通りをタップしちゃったぞ。
そんな雪の日のお話でした、本当。
今日の一言:
これは友人から聞いた話
エイベックスの創業者が上場後のある日
コートを着て牛丼屋に行った。
それを見送った社員は
「あのコートだけであの牛丼店買えるわよね」と。
PS
今月はロックの殿堂の月とお伝えしたが
特集の二弾目は目玉
あのブライアン・ウィルソンが復帰した
結成50周年を迎えるビーチ・ボーイズのライヴ。
3月2日(金) 22:00~23:00
http://www.musicair.co.jp/recommend/?id=510
PSS
ビーチボーイズといえば
最近読んだ本
「陽だまりの彼女」
でもキーになっていたよ。
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