2011年12月

コラムン19:ファンキーでモンキーだぜ

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コラムン19:ファンキーでモンキーだぜ

手元にファンキーモンキーの新譜CDのサンプルが送られてきた。
彼らのことは前少しだけ見たことがあるのだが・・我慢の限界は約1分半だった・・、
そのときに思ったこと。
(このサルみたいな人はなにやってるんだろう?
DJだとしたら・・・でもDJが必要な音楽でもないし???)
と疑問が解決されないまま、新譜が届いた。
で、彼らのことに詳しい知り合いに聞いてみた。
「あのサル見たいな人は何やってるの?」と。
で答えはこうだった、
「アメフトだってボンボン持って踊ってるヒトがいるでしょ。
あんな感じ。」
そうかあ。

ところでDJってさあ不思議なんだ、おじさんには。
初めて見たのは10年ぐらい前の東京JAZZ、ハービー・ハンコックのステージで
マイケル・ブレッカーたちに混じって、一人ターンテーブルをキコキコさせていた人を見たときさ。
そのとき思ったのは
(あの人何であんな面倒なことやってるんだろう、しかもヘッドフォン無理に片手で耳に押し当てて、
キコキコ効果音入れたいのなら別にあんな面倒な機械持ち込まんでも、
そんなんより、大根おろしの下ろし金とか洗濯板(古い)とか持ってきて
パーカッションとして参加すればよいじゃん・・・変なやつ)
だった。

今回はこんなところでバイバイ ♪ルイジアーナ~♪
さて
ミュージック・エア
24日は
「人生で一度は聞かなきゃいけないJAZZ」一挙放送
コルトレーン、クインシー、ディージー等々目白押し
http://www.musicair.co.jp/timet/?time=1324703384

今日の一言:
昔、バンドの練習でJAZZのバラードやってるとき
ドラムの僕が
スティックからブラシ持ち替えてやってたら
メンバーから
「みんな演奏してるのに、何一人で掃除してるんですか」
と言われた、本当。

コラムン18:キンシオを見習え

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コラムン18:キンシオを見習え

毎週発表される地上波の視聴率表を見ていて思ったことがある。
内容がどうのこうのと、今更いってもなんですね。
でも一つだけ
TVキー局が何億円かけて制作した
視聴率稼ぎ大物タレントを起用した
そんな大作がそのリストの中に垣間見えて思ったことがあるので
付けたのです、今日のコラムンのタイトルは。

最近当家の男性の間ではtvkの番組「キンシオ」にはまっいています。
http://www.tvk-yokohama.com/kin/index.html
で、そのキンシオをご存じない方に簡単に説明すると
キン・シオタニというイラストレーターが「あいうえおの旅」として
アから始まる地名、次はイから始まる地名の場所を
毎週順に訪ねる、ただそんな番組。
作りは出演はキンシオ一人、
ディレクターが(たぶん)一人で簡単なカメラで撮影もしている、
それで単にロケハンもなく(たぶん)
神奈川県と時には外部にも出かけて
行き当たりばったりで
たずねてコメントをしているだけ。
でも面白い。
お金なんか本当にかかっていない(たぶん)
視聴率稼ぎの大物タレント起用でもない(たぶん)
でも面白い。これなんですよ。
更に面白いことに、この番組を息子と二人男組みが
ゲラゲラ笑いながらいるのを見ていた奥さんと娘が
では、と次の回を一緒に見た、で二人とも声を合わせて一言
「どこが面白いの?」
・・・・女性やこどもには、などとけちなことは言わない・・・

ユーモア、エスプリ、センス、アイデア、頭で考えてる、
そう、こどもや女性の嗜好を優先する「感性」だけではない、
実はよく考えて作られているんです、これは。
「面白さ」たとえば「笑い」であっても頭で十分考えて作られているかで大きな違いがあると。
そんなの頭でっかちで面白くなくなるじゃん、という方もいるかもしれませんが
そもそもコメディーとかコントとか落語とか「笑い」を作るということは
究極に研ぎ澄まされることで出来上がる「芸」を主としたもの。
日常のバカっ話、人の揚げ足取り、内輪ねた、シモねたは素人のギャグ
を「感性だけでしゃべってるお笑いねた」は芸ではなく「素人のバカッ話」。
「芸」と「素人のバカッ話」そのどちらが上とか下とか言いたいのではありません、
所詮単なる「笑い」の話。
でも、昨今の傾向を見ていると一方だけに偏っていると思いません、
吉本芸人見て、ガハガハ言ってるだけの傾向って悲しいと思いません。

・・・・と話が本題からそれたので、この番組もどします。
僕はともかく見ています。
最近の一番の視聴率の家政婦のミタさんなんて一回しか見てないけれど
キンシオは録画して確実に全部見ている。
TVを自らほとんど見ない僕が、それでも必ず録画予約してみているものは
Eテレの「日曜美術館」、テレ朝の「タモリ倶楽部」そして最近加わったこの「キンシオ」しかない。
息子もそこまで極端ではないが、キンシオは全部見ているし、
そこからさらにザッピングだけで
tvkの面白い番組を次々見つけ続けて勝手に録画予約している、本当。

最近僕は社内で「キンシオを見習え!」とよく叫んでいる。
コンテンツとはそもそも
無形のエネルギーから作られるのであり、それが主役。
有形の要素はあればあったでよりよいが、それはあくまでも要素。
逆転した発想では良いコンテンツは生まれないのではないかな、拓也君。

見習うものがあるということ、大事。
日本人として始めてバークレーに留学して
本格的なJAZZを学んだ渡辺貞夫は
当初ともかくジョンコルトレーンをコピーしろ言われた。
技術的にコピーして、それから自身のスタイルを確立せよと。
・・・今日の内容はどこまで固いんだんだ。

今日の一言:
コピーといったら思い出す~♪
何も勉強しないで大学卒業できたのはコピーのおかげ~
はるかな尾瀬、遠い空~♪

PS
おかげさまで定期的にお読みいただいている方がいるようです。
と、せっかくですので、読者を更に増やす方法があれば教えてくだしゃいませ。
自慢じゃあありませんが、僕は本当PC音痴ですのでなにもわかりませんから。

08

コラムン17:リアルが大事

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昨日のお昼、
作家と元レコード会社の役員の方達と僕の三人で食事をしていたときの話題。
自分は別として、お二人は歳こそ僕より上だが、それこそ感性の鋭さは大変な方達。
で、簡単に書くと
最近映画を観ていて、そのときはそれなりに面白くても
映画館を出た瞬間にどんな内容だったか忘れてしまうような映画が多い。
どうしてだろう・・・と。
で、理由の一つとして、CG合成が原因ではないかと。
別に凄いCG映画でなくとも最近はごく普通の映画でもCGが多用されている。
そうすると役者は撮影しているときには、あくまでもそのシーンの全体像をあくまでも想像して演じるわけで
演技にどうしてもリアル感が出ないので、当然どこか単なる見せ掛けの演技になり
結果見る人の心に残らないものとなっているのではと。
勿論、原作の問題、シナリオの問題、監督の問題、そして何よりも私達の記憶力の問題はあるとしても、
このCG問題は軽視できない事態ですね、と三人同意見になったわけであります。

と、ここで、
集英社が今月新たな雑誌、小学校低・中学年の男子を対象にした月刊幼年コミック誌「最強ジャンプ」を創刊した。
この創刊に対して編集長のコメントが書かれていたのを読んで、僕はまじめに(これはヤバイ)と思った。
コメントは
「親は漫画に寛容な世代。子供の数が減っている割に市場は縮小していない・・・中略・・・
低学年から漫画を読んで楽しんでもらうことで・・・以下略」
要は親が漫画、アニメに浸かってそだった世代、というか未だに当人もよろこんで漫画を読んでいる事も、
その子供の世代は取り込みやすいから青田刈りで取り込む、ということだ。
商売の戦略上はまさに正解だが、ですけどよ、
これは文化人類学上・・・というのかな、民族発展上・・・と言えばよいのかな・・・
ともかくヤバイと思いませんか。
だって漫画、TVゲーム、バーチャルな環境を普通のこととして育ってきた世代が親の世代になり、
今度はその子供の世代は取り込みやすいので、やっちまえ、ということでしょ。

畑正憲さんが先週新聞で言っていたこと。
「命あるものとの交流が減っている、非常に問題だと思っている。
学校では『命を殺す』からといってカエルの解剖もやらなくなった。
生きていくことにあたり、生き物に体ごとぶつかるというのはとても大切なこと。
例えば森に行くとインストラクターが子供達に『これは噛まない』などと説明している。
子供が自分で体験して自然に習得していくことで、それが自然を知るということ。
わざわざ教えなければいけない世の中は悲しくなります」と。

そうなんです、だから大事なのはリアルな体験、リアルが大事なんです、と声を大きくして言いたい。
声優の歌でアニメが踊ってる映像見て、グヒグヒ言ってるやつ出て来い!!
バーチャルな歌手、何とかミクに自分がPCで作った歌なんて歌わせているやつ、出て来い。
そんな奴には
オジサンが自分でシンガー見つけてきて、リアルなスタジオでもって、
これが歌入れ(ヴォーカル録音のこと)だ、というのを見せてやる。
歌入れとは歌う側とディレクションする側の真剣勝負、戦いなんだ!
生身の交流戦なんだってんでい!!えっ!わかっとんのかってんでいぃぃぃい!
あら、ちょっとばかし、お言葉が乱れてしまいましたかしらん・・・
今日もまたお硬い内容になってしまいましたわね、おほほほほ・・・かしこ。


今日の一言:「いきものがかり」のヴォーカル入れ、一度でいいからしてみたいな。

PS
ミュージック・エア
25日クリスマスは
今年日本を元気にしたアーティスト続々登場です。
シンディーローパー、レディーガガ、リンキン・パーク・・・
シンディーは良いやな、やっぱ。これぞリアル。
http://www.musicair.co.jp/recommend/?id=389

コラムン16:素朴な疑問・コンビニのおでん

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素朴な疑問です。
コンビニには最近決まってどこでも
おでんが置いてあります。
レジのすぐ横に。
あれって汚くないですかね?
いつも蓋がしてなくてそこらじゅうの舞い上がっているゴミは入るだろうし
しかも
レジの横で店員さんが大きな声で
「いらしゃいませ~!」
と変な日本語で怒鳴っていて、唾なんかとびほうだいじゃないヵ。
みんなどう思ってるんだろう、僕はぜったい買いたくないなあ・・・
じゃあ、屋台のおでんも、おでん屋さんのおでん鍋も蓋してないじゃん、と思われる方もいると思いますが
違うんだな。こちらの方は囲われてんです、低い天井もあるのです。
で、日本の文化にはこの、微妙な囲い、蓋代わりの覆いみたいのものが存在するんですね。
たとえば屏風なんかがそうですが、あれを立ててるだけで、向こう側は見えないけれど空気はつながってはいる、
それがまたあるようなないような、見えそうで見えないみたいな事で風情をかもし出して味にしている。
そして同時に、実際に役になっているんですね。
まぁそれよりか、屋台の親父は「いらしゃいませ~!」とか「ありがとございますぅー」とか騒がないで
客が「おじさん次はガンモ」とお願いすると、時には返事すらしないで、うなずくだけでガンモいれてくれるしさ。

That's学:コンビニのおでんで一番売れるのは、たぶんご想像はつくと思いますがダイコンです。
では、何月が一番売れるかと言うと、寒い冬、1月とか2月とか思うでしょ。
でも違うんだって、一番売れるのは出始めたころ、10月とかなんだってさ。
(おっ!もうおでんの季節か、そんじゃあダイコンとガンモドキでも食べてみっか)と、手が伸びるそうです。

んなことはどうでも良く、番組宣伝ですが・・・
竹本孝之ってアイドルがいたこと覚えていますか?
実は彼は現在しっかりとしたミュージシャン、ロックシンガーとして活躍しています。
ミュージック・エアでは現在の彼の最新のオリジナル・ライブ番組を今月放送します。
驚くぐらいかっこよいし、上手いよ、お勧め。
「おんがく白書ライブ・竹本孝之」

http://www.musicair.co.jp

コラムン15:代官山にTUTAYAがオープンした

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コラムン15:代官山にTUTAYAがオープンした

http://www.ccc.co.jp/daikanyama/index.html

打ち合わせがあるので、早速行ってみたが
なかなか、凄い。
このお店に関しての情報は、色々なところで出ているので、
このコラムンでは個人的なことを書かせてもらう。

お店の特徴の一つとして過去の雑誌のストック。
例えば
一世を風靡した雑誌「ポパイ」が創刊から全部揃っていて
全てが直接手にとって見られるんだ。
ブルータスも、クロワッサンも、暮らしの手帳も、全部全部。
買えはしないけれど、自由に、勿論無料で見られる。

で、はなはだ個人的ではあるが
81年(今から30年前!)血気盛んなボクはニューヨークに単身乗り込んで
色々と見聞したり、体験したり、というか要は徘徊していたというほうが正しいかな。
そして、憧れのマンハッタンのJAZZライブハウスをくまなく制覇したりもしていた。
その一つ、ビレッジバンガードへも。
サド・ジョーンズ&メル・ルイスビックバンドが出演する日を選んで見に行った。
内容は当然、良かった、興奮するほど良かった、
さらに何とサド・ジョーンズ(Dr)からは直接スティックを記念にもらえたしネ。
まあそれはそれとして、ボクはそんな日々を切り上げて帰国した。
で、話は変わる、ポパイだ。
当時ボクは平凡出版社のポパイを愛読していて、
帰国してしばらくたったとき、そのポパイの初夏の号でニューヨーク特集をやったいたんだ。
(フンフンフン♪ポパイも遅いね、ボクちゃんなんか、NY帰りなんだかんな、
まあ遅いと言うか、遅れてるよな、まあ平凡だからしゃあないな。
ポパイも俺様には負けたか、でもまあ一つ、編集部の力量はどの程度か見てあげよう・・)
なんて鼻歌交じりに見ていたら
『ポパイ・マンハッタン特集・ライブスポット紹介』とある。
とそこにはボクが見たサドジョーンズの姿が、で更によく見ると、よーーーーくみると
ボクの横顔が・・・・・写っていたったった、たたたああ・・・。
で、ここまでが前置き。

で、そんなことすっかり忘れていたんですが
先日の代官山ツタヤにポパイが全部置いてあって、僕は探しました。
打ち合わせそっちのけで、はい、正直CCCとの打ち合わせ、担当の相手はあきれていました。
で、ここで更に凄いのは、なんとその雑誌の全部の誌面がi-PADで見られるんです、全部、全部ですよ、どのページも。
で、それで当時のその号を、記憶を頼りに探しに探して、ついに見つけたんです、当てたんです、その誌面を、本当。
もう、息絶え絶えに興奮して、探し当てた、あった!
ワタクシの記憶では、その特集は両面ページ見開き、写真は1ページぶち抜き、
ワタクシの横顔はそおですねえ・・・
5センチ四方あっただろうかと・・・記憶しています。

ですが・・・・ですがですよ、
その時目の前にした記事は半ページ、写真自体、縦3センチ、横4センチぐらい、
でそこに写りこんでいる僕は、そうせいぜい1センチ、いや、5ミリ・・・しかも後姿・・・・・・・・・・
こんなもんだよ、若いときの記憶なんて、ふんっ。

それはともかく、このスポットはお勧めします、はい。
丁度、代表の増田さんも来ていて、久しぶりにご挨拶したら、相当このお店には気合が入っているようでした。

今日の一言:
思いでが大きいのか
思い込みが大きすぎるのか

プロフィール

ビバップ犬

CS音楽専門チャンネル、ミュージック・エア(スカパーch.271/スカパーe2 ch.326/全国のケーブルTVで放送中)を立ち上げた張本犬。音楽は主にジャズが好きでドラムも叩ける、と自負する、ゴールデンレトリーバー。オヤジ世代の代表として、上質な音楽を紹介します。

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