横浜JAZZプロムナード2013・金本麻里&今田勝トリオ


先週末、横浜JAZZプロムナードに行ってきた。
今までなんとなくきっかけがなく、行くことは無かったが、
と、実は今回は関係していることがあり
NHK横浜放送局1Fで行われたFM放送の生中継ライブに注視。

金本麻里:ボーカル

今田勝トリオ//今田勝:ピアノ ・古野光昭:ベース・田鹿雅裕:ドラム
1時間弱のステージで全編JAZZのスタンダードが満載。
http://jazzpro.jp/6559

ともかく素晴らしい内容だった。
金本麻里は現在も盛岡在住で、普段は社会人として通常の勤務をしながら
JAZZボーカルとして地元で活躍している。
今回、横浜の老舗JAZZ喫茶「ちぐさ」との縁で
横浜JAZZプロムナードで今田勝トリオとのステージが実現した。
そのあたりのことは別の機会に述べさせていただくが
今日はこのステージのポイントを書かせてもらいたいと思う。
まず、曲目は、オールオブミー、サマータイム、オータムリーブス等々
といった本当に、これでもか!というぐらいの超スタンダード。
普通このラインナップをピアノトリオ&Voで演奏するとどうしても軽くなるし「お水」っぽくなる危険性がある。
しかし違った、このステージは全く違った。
今田勝のピアノ演奏、そのテクニックが基準値を高め、味が風格を醸し出す。
そこに
金本麻里の素直で正確なボーカル。
彼女の実力の裏には隠し技と言ってもよいのか、不思議な力がある。
それはブレスに余裕のあるからこその安定感、
そして♭5音の控え目な使い方
・・・最近の若い女性ヴォーカルが少しR&Bをかじるとすぐに強調したがる・・・
それらがまことにプラスに働いて昇華させているといえる。
また
バックを務める
田鹿雅裕のドラムは、これこそスタンダードのドラムですとフロントが満足できる安定性。
古野光昭のベースプレイ、
正直彼の演奏を見たのは今回が初めてだが、これには参った!・・・今度リーダーライブを見に行きます!・・・。

ということで
金本麻里が今後
本当のシンデレラストーリーのヒロインになるか
期待値が大きいですし、見ものです!!


今回の一言:
先週はどうにもこうにも祭り三昧
挙句の果てに
浅草かっぱ橋の
「かっぱ橋商店街祭り」にまでも行ってしまった。
これはこれで楽しかったぞ。皿買った。
http://www.kappabashi.or.jp/

PS
That's学:
何でかっぱ橋というのか。
江戸時代下流武士が内職で雨合羽を作って
それをこの橋の欄干で乾かしていたから。
・・・というのが由来だとは知っていたが
せっかくだから今回改めて調べると
合羽屋喜八という雨合羽商が
この地で活躍したことに起因するという説もあるようだ。