文化勲章?芸と芸術

先日文化勲章の発表があった。
関係する話題を二つ。

文化勲章に何で役者が選ばれるのだろう。
本当に毎回思うのだが、何でだ?
別に今回受賞した高倉健さんが素晴らしい役者ではないという事ではない、
本当に素晴らしい役者であることは疑いない事だろう。
しかし、それとこれとは別で前々から疑問に思うのは役者の受賞だんだ。
そもそも辞書に「文化勲章」とは
「学問・芸術など文化の向上・発展に多大な貢献をなした人に授与される勲章」
とある。
この解で行くと
優れた「芸術」であり決して「芸」を指しているのではないと思うんだよね。
芸と芸術を混同するような文化社会であってよいのかなと。
まあ、私みたいな小人がどうこう言う事ではないけれどね。
前にもコラムンで少しふれたが
大橋巨泉が一昔前の番組「こんなモノいらない」で
第一回目に取り上げたのが勲章この主張、大いに賛成。
・・・因みに二回目がNHKだったと思う・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A8%E6%B3%89%E3%81%AE%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%81%84%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84!%3F

二つ目は
今回素晴らしい書家、高木聖鶴氏も受賞した。
その書の世界の話で
一日おいた今朝の朝日新聞で
「『天の声』で入選差し替え 日展書道、事前配分」
http://www.asahi.com/articles/TKY201310300010.html?ref=com_top_pickup
日展に関して書家の選出には不正があるというブラックな内容の記事だ。
文化勲章受賞にも関係しているという。
残念でならない、書は真の芸術であると思うからこそ。
・・・
こうしたことが正されるよう
この機に
公的なというかほぼ公的と言ってよい権威ある賞の選考委員は
改選回数を制限するとか、定年制を設けるなどした方がよいと思います。
渡辺淳一なんて何年直木賞の選考委員続けてるんでしょう・・・
先日も80歳のお祝いに銀座の「文壇バー」の女将を集めてパーテーやったようで、懲りないですな。
直木賞、今回選考委員に新任した高村薫さんと東野圭吾さん・・・両氏とも私は大ファンだ・・・
に大いに改善を期待する次第であります!

今回の一言:
大橋巨泉はB型だ。