東京JAZZ

217「チック・コリア登場」

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チック・コリア登場

東京JAZZ出演に続いて
ブルーノト東京でチック・コリアのステージがある。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/chick-corea-the-vigil/

その間を縫って
当方の番組「MA HEADLINES」に出演してくれる。
インタビュー収録が明日あるとのことだ。
http://www.musicair.co.jp/special2/index.php?id=635
放送は来月になるが乞うご期待!

チック、少しやせたよね。
まっ、そんなこといいかぁ。
番組宣伝はここまで。

チック・コリアと言えば
フェンダーのローズ。ローデスとも言っていた。
知らない人には何の事だかわからないと思うが許してね。
ローズというと二つの事を思い出す。
一つは日本で最初にローズを購入したのは井上鑑。
当時ヤマハ渋谷店の店長であった人物が言っていた。
「世田谷の井上家へ
輸入到着早々のローズを自ら納品に行ったところ
まずチェロ奏者であった父親が対応してくれて
さあ、本人にお渡し、となった時、奥から出てきた学生さん風の坊ちゃんが彼だった
そして、このお坊ちゃん、なんて贅沢な楽器を買ってもらったんだ、本当にお坊ちゃんだなあ・・・
と思った」と。
そりゃそうだ、当時としては本当に贅沢な話ですね。
井上さんはそうではないだろうが
当時バンドでキーボードのメンバーを選ぶとき
テクニックは二の次で何のキーボード持ってるかでほとんど決まった、
高かったんだから本当に。

もう一つは・・・
私が現役でスタジオワークをしていた時の話。
すでにローズは下火になり
キーボードはプロフィットとか手軽なところではDX7などの電子音が主流になっていて
いわゆる直接鍵盤を叩くことで音を出すローズは
古い音としてスタジオではほとんど使われていなかった。
ある時、スタジオの片隅に追いやられていたローズを見つけて
懐かしいな・・・と使ってみたんだが、何とも雑音が混じる。
別に壊れているわけではないが、どうしても雑音がきになり結局使うのをやめた。
後でわかったのは、それは雑音ではなく、電子音に慣れた私の耳には
ローズの鳴らす倍音を含んだ音が、どうしても雑音を含んでいる音に聞こえてしまったということ。
電子音=きれいな音、そんな時代だった。
その後CDの登場になり、
音はアナログ電子からデジタルへと更にさらに綺麗に?無味に?なっていったんだね。
そんな時代の幕開けだった。

そんな思い出も含めて、ローズの音は深い。
だから今でも
ラ・フィエスタのイントロのローズの音を聞くと
何とも言えずに興奮してしまうのは私だけではあるまい。


今回の一言:
映像は錯覚の賜物
音は真実の重なり、
てか。

PS
3年ぐらい前に当方で
再結成したリターン・トゥ・フォーエバァー
のライブDVDをリリースした。
その時にチックとアル・ディメオラが大喧嘩をして
もう二度と組まないとなったと聞く。
その後どうなったのかな。



215「東京JAZZ・ソニックって」

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東京JAZZ・ソニックって

東京JAZZで一番見たかった
ボビー・マクファーリンが病欠になってしまった、まことに残念。
出替えのアーティストに期待しようではありませんか!!
東京JAZZの話はここまで。

で、
昨日に引き続き音楽フェスに関して再度触れておきたいことがある。
それは出演者の選出の仕方・・・
最近
ロックフェスにアイドルとか
JAZZフェスに演歌歌手とか
異業種交流というか異種格闘というか
そのような例をよく見ますよね・・・・。
昨日書いたが、フェスは祭りだから、遊びというか、チャレンジというかなので
うるさいこと言わないでいいじゃないかという指向があって良いとは思うのだが
それにしても
最近の傾向は何か変じゃないのかな。
私の了見が狭すぎて
固定概念に縛られているのか・・・

でもね、でもね、変なものは変だよやっぱ。
これ本当の話なんだけれど
ある時ラジオからJAZZスタンダードが流れてきた。
でもなんか変???と思って思わずボリュームを上げた。
よく聴いていると、そのシンガーは日本人なんだろうなとどこか思わせる声で
でも
音程がすごく正確で、歌唱力もあり、英語の発音もまあまあだった。
でも何だか変、というか気持ち悪い。
で、曲が終わるとDJがその声の主の名前を「美空ひばり」と。
彼女の歌唱力の高さは申し分ない、そんなこと、私がいまさら言うのもおこがましい。
だがいくら音程が正しく歌唱力が抜群だとしても、テイストが合わないことにはどうしようもない、
テイストというか特にJAZZではグルーブ感なのか。
これは日本人シンガーへの偏見じゃないの?と言われるかもしれないので
じゃあ、逆の例。
それは「江利チエミ」。
彼女が黒人のシンガーと「DREAM」というスタンダードをデュエットしているのを聴いたことがあるが
これがまた本当にすんばらしい。
彼女のJAZZものは、この曲ではなくとも、たぶんCD化されていると思うので是非お勧めしたい。
同時代で歌謡曲という同じジャンルで歌唱力の高さが評判だった二人だったが。
別に昭和歌謡を好んでいるわけではないけれどね、例として。

That's学:
コヤブソニックで改めて「ソニック(SONIC)」って何だと思って調べた。
ラテン語sonus,(SOUND)+ICで
音の、音響の、ということらしい。


今回の一言:
んじゃあパナソニックは何なんだろうと
PANAを調べたが意味が分からなかった。


プロフィール

ビバップ犬

CS音楽専門チャンネル、ミュージック・エア(スカパーch.271/スカパーe2 ch.326/全国のケーブルTVで放送中)を立ち上げた張本犬。音楽は主にジャズが好きでドラムも叩ける、と自負する、ゴールデンレトリーバー。オヤジ世代の代表として、上質な音楽を紹介します。

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