ボランティアって、すりゃあいいものなのか・・・

今回は少々毛色の違う内容です、あしからず。

前段:
今日の朝日新聞に早稲田大学の学長が寄稿していてた。
内容は創立150年を迎えるにあたり
新しい教育のあり方、目指す事柄に関してだ。
その中で、何を書いているのだ、と大きな疑問を感じた文章があった。
それは学生のボランティア体験に関する事。
現在全学生の3だったか4割程度であるボランティア体験割合を10割(100%)にする、
企業体験(インターンシップ)も同じく、
留学、その他社会、外部、外国との体験経験を100%にするというものだった。
いわゆる色々な意味でのグローバル社会に対応する
学生を育成することを標榜していた。
まてよ・・・
私はここに書かれている
色々な意味でのグローバル社会に対応できる人材の育成
ということには大賛成。
だがしかし、それを就学している学生全員に課すというのは
いかがなものか、はっきり言って反対です。
ここに書かれていることは聞こえは良いですが
学府として本当に良いことなのでしょうか。

この大学に限らず
色々な学校で、高校で、大学で
同じようなことが最近富みに声高に語られています。
そう、聞こえは良いのですが
学府としてそれは本当に良いことなのでしょうか。
学びの場とは同時に人間を育成する場でもあり
それぞれの人が持つ長所を伸ばして
よりすばらしい人間像を作り上げていくことです。
人間、100人いれば100様のすばらしさがあり
教育とはその芽を見つけて、育て上げることであり
100人を同一の釜に放り込むことではないと思います。
そう、
ボランティア活動に馴染めない優れた学生だっているでしょうし
外国で生活するよりも日本でじっくり生活して
勉学に励みたい優れた学生もいると思います。

後段:
先日、あるNPOの活動で
普段はほとんどボランティア2人ぐらいで活動しているのに
急に100人ぐらいに膨れている場に遭遇しました。
学生が急に100倍なんです。
しかもほとんどの人が何やっているのか良くわからない
(ぐらいに人数だけいる)。
しかも皆、学生なのに黒いリクルートスーツを身にまとい・・・・

志が一番大事。


今回の一言:
アインシュタインも坂本龍馬もそしてスピルバーグも
ここで言うようなグローバルな人格だったのか?