漫画家のやなせたかしさんが亡くなった

ともかく、ご高齢だったので来るべき時が来たのかという事だが
残念でならない。
ご冥福をお祈りするとともに
ここではとっておきの雑学を。

That's学:
初歩編:
戦後デザイン事務所に勤めていたやなせさん。
三越デパートが
その事務所を通して当時の著名芸術家である猪熊 弦一郎氏に
包装紙のデザインを依頼し、当時としては破格のデザイン料が話題にもなった。

中級編:
完成したとの連絡を受け、使いで作品を受け取りに行く役割が
まだ若手のやなせさんだった。

上級編:
事務所に持ち帰るさなか、もしくは持ち帰ってから
やなせさんはそのデザインに肝心の三越の名前が入っていないことに気が付く。
それを猪熊画伯に伝えたところ
「じゃあ、君入れておいてよ」と言われて
当時無名のやなせ氏は即座に簡単にペンで手書きのアルファベットで「mitsukoshi」と入れた。
それが今でも使われている三越の白地に赤い丸模様デザインのあれです。


今回の一言:
正義の味方アンパンマンの生みの親
というより
やなせさんご自身が言うところの
世界最弱のヒーローの生みの親
というほうが私は好きだ。