Bunkamura:白隠展、日本美術応援団&エリートとは

Bunkamuraで開催中の「白隠展」にいってきましたのでご報告。

500年に一度の名僧と言われ
禅画の大家、白隠禅師
その名作が一堂に会した。
圧倒されたとしか言いようの無い展覧会でした。
私のような俗人がどうこう書くのもおこがましいので
詳しくはこちらを。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_hakuin/index.html

展覧会では紹介されていないサイドストーリーを・・・
村上隆:現代アートの日本、世界の代表者とも言える村上隆。
禅師の画法を尊敬し続け、
特にその「達磨画」は何度と無く模写し続けて学んだと本人はよく言っている。
ジョン・レノン:イマジンは実は白隠禅師の教えに影響された、とか。


で、
ところで、
この展覧会の解説を行っているのが
私の大好きな山下裕二、明治学院大学教授なんだ。
で、ご存知彼は
これまた私の大好きな赤瀬川源平とともに
「日本美術応援団」
という
日本美術サイドミラー必見の書を上梓している。
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%BE%8E%E8%A1%93%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E5%9B%A3-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B5%A4%E7%80%AC%E5%B7%9D-%E5%8E%9F%E5%B9%B3/dp/4480039252/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1358731777&sr=1-1

で、案の定というか喜ぶべきこと、
展覧会関係の関係トークイベントで、23日
「日本美術応援団、白隠を応援する」
が赤瀬川、南伸坊も参加で開催されると知った、見に行かなければ!!!

ちなみに
赤瀬川源平は南伸坊や荒俣宏、
そして建築史家で東京大学生産技術研究所教授の藤森照信(これまたナイスな人物)
などとともに「路上観察学会」を主催していることは良く知られている、というかもうそれは歴史的事実。
私、はっきり言って、好きで好きで、関連書籍は読破しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B7%AF%E4%B8%8A%E8%A6%B3%E5%AF%9F%E5%AD%A6%E4%BC%9A


話は変わる。
この学会所属者は、それこそ実は頭脳集団、超エリート達である。
ここまで書いてきて思い出したことがある。
先日読んだ「エリート」に関する記事だ。
開成高校校長でハーバード大併任教授、東大教授の柳沢幸雄氏の言葉を。
「これは大学に限らずにですが、
自分をエリートと認識している人たちは、
身分保障と給与保障がないことが
『エリートの証』という認識を持つべきでしょう。
何か物事を決断する権利を持った以上、決断の結果を間違えれば
その場から撤退する。
それが私はエリートの条件だ後思うし、
そういう人が尊敬される社会にしなければならない」

そうだ!
今日ここで触れた上記の方達皆に
この言葉はそのまま当てはめられて
そして彼らは尊敬される人たちだ。
・・・柳沢幸雄氏の言葉は
他にもまだまだ紹介したいのがあるので
また別の機会に・・・

今回の一言:
元首相の細川さんも
幼少のころから、自宅に
白隠の画がかけてあったそうで、
親しみ好きになったんだと。
でも、彼は自分から見に行ったわけではない。
単に実家にあっただけ、
だからあの程度の人なのかな・・・

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