富士急ハイランド

231「ダンス禁止・風営法違反で」

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ダンス禁止・風営法違反で

近年、警察が風営法の規制を厳しくして
若者たちが夜通しダンスを楽しむ場であるクラブが、
摘発される事が多くなったという。
そうした動きに対して業界をはじめ有志たちが風営法改正を求める
署名運動をし16万筆をこえたという。
また政府や超党派の国会議員達も見直しを検討し始めたという。

この流れとか動きにどうこう言おうと言う気は無い、それを最初に書いておく。

でだ。
話はコンサートでのことだ。
私がよく行くコンサートはJAZZとかAORとか比較的落ち着いたアーティストのが多いのだが
時々元気なというか、見る人も若者も多いコンサートに行く。
そうした時に必ずと言ってよいほど1曲目から総立ちだ、
最近はJAZZなどでも途中からだが立っている人も多くなってきた。
別に立ってはいけませんとか言いません、私は。
でもね、落ち着いてみたい人も多いんですよ。
そこで提案です。
先日の富士急ハイランドで行われたSEKAI NO OWARI のコンサートがそうだったのだが
スタンディング席(エリア)と指定席エリアを分けてチケットもそのように分けて販売していた。
このような流れはまだまだレアケースなのだろうが
是非とも関係者の方は前向きに検討していただきたい、

ただしそれを理由に
とんでもなく高額な席を設けたりすることは批判の声もあるようで・・・そりゃ当然と言えば当然・・・
そういう相乗り商法ではなく
正規に分けた席割をお願いしたいです。

この話を社内でしていたら最近は
ミート&グリート(Meet & Greet)等と銘打って
時には高額なチケットでアーティストと直接会える特典付というのを売っている場合もあるときいたのだが、
世間の流れに疎い私でありまして・・・初めて聞きました。
まあそれはそれで、高い料金払ってでも憧れのスターと握手出来たり、写真撮ったりしたいのでしたら
まあそれはそれで本人の意思でしょうから、これまた私がどうこう言う事ではありません。

ともかく
スタンドと着席を分けた席割販売がいいなぁ。

ここでまた思い出したことがある。
これまた昔の話。
新田一郎さんと話していて
(スペクトラムのリーダーで当時は既にグループは解散して、
アレンジャーとしてスタジオで活躍していた)
スペクトラムの武道館コンサートの時にイベンター、レコード会社の人に
お願いして徹底してもらったことがある。
関係者席をアリーナ前方ではなく、1階席の壁際にしてほしいと。
理由は、いつもいつも、コンサート会場の最前列に
むすっとした顔で、ずーーっと着席している一団がある。
それはマスコミなどの関係者席で、どうしてもその方たちが最前列にいるのには納得できないし
コンサート進めるうえでそこを見ると、気がなえてしまうので、ということだった。
で、この希望は受け入れられ、そして文句も誰からも出なかったという事だ。
この話には同感だった。レコード会社からすると、メディアの人を招待して
出来るだけよい記事を書いてほしい、というのが目的だからわからなくもないが。
メディアや評論家の中には、一等席でなければならないという人もいたようだが
基本紳士な方たちは決してそうではなく、どこであってもしっかり見て
良いものは良いと書いている、はずだ、と思う、と思いたい。


今回の一言:
この風営法強化の流れで
タンゴや社交ダンスサークルにも影響が出ていると聞く。
私は踊りませんが。
トマト一発!



228「AIKOの武道館、SEKAI NO OWARIの富士急ハイランド」

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AIKOの武道館、SEKAI NO OWARIの富士急ハイランド

昨日のAIKOの武道館、今週末のSEKAINOOWARIの富士急ハイランドと
マーケティングリサーチを含めて娘に行ってもらい感想を聞くことになっている。
なんて書くと、嘘。
単に娘が見たいという事で、チケットを手配した。
昨日のAIKOは予想通り、
(人間的に)かわいい彼女と、シンパシーのあるファンとの交流の場として
楽しく素敵なステージだったようだ。
昨夜そんな話を聞いていて、セカオワのお話になった。
このバンドは中卒、高卒、大卒、音大卒という多彩な学歴のメンバーで構成されているという事。
「じゃあ、ボーカル、曲書いているひとが中卒でしょ?」と指摘したら
「その通り、しかも彼は中学の時にいじめにあい、4時間もリンチにあった悲惨な経験の持ち主」
でもあるとのことだった。
あの音楽と詩、直接表現ではないが
なんとなくそうなんだ、そうだったんだろうなとわかる。
かってな想像だが、彼は曲を書くことにより、自分を取り戻している、
自分を取り戻すために曲を書いている、
売れるとか、楽しんでもらうという事ではなく
・・・もちろんサブ的ではあるがそういう思いはあると思うが・・・
自分の中にある空白を埋めるために曲を書いているんじゃないかなと。


先日
コラムニストの小田嶋隆氏がこの「空白」という事に対して
先日の朝日新聞で面白いことを言っている。

引用:前略〜
「ビジネス書に書いてあるような『自分の人生を設計する』という感覚は、
『カネさえあれば何でもできる』と同じくらい軽薄ですよ。
『自分で自分を律する』というのは大きな勘違いで、
そういう意識があるかぎり、人生のやり直しはできない。
 就職のやり直しにしても、結局は運です。
『夢に向かって努力する』では、こだわりでがんじがらめになるだけ。
自分がどの仕事に向いているかなんて、実際にやってみなければわからない。
 人生を途中からやり直そうとするなら、まず何かを捨てることです。
捨てた結果、その空白に強制的に何かが入ってくる。
その『何か』がいいか悪いかは、また別の話ですけれど。」
〜後略

この意見、全く同感。
常に自分の人生を設計しましょう、
そのためには
毎日目標を手帳に書きましょうと奨励したりしている人もいるが・・・
自分に向いている仕事に就きましょう、そういう就活をしようなんてことを盛んに大学は奨励しているが・・・

で、話は戻る。
そおか、セカオワの彼は
空白を音楽で埋めているのではなく
自分の中の空白に強制的に入ってくる何かを
音楽で表現しているのかな。

今回の一言:
音楽は自己表現
音楽は絞り出すこと
でもある。





プロフィール

ビバップ犬

CS音楽専門チャンネル、ミュージック・エア(スカパーch.271/スカパーe2 ch.326/全国のケーブルTVで放送中)を立ち上げた張本犬。音楽は主にジャズが好きでドラムも叩ける、と自負する、ゴールデンレトリーバー。オヤジ世代の代表として、上質な音楽を紹介します。

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