瀬戸内国際芸術祭2013

先週、遂に行ってきました。
瀬戸内国際芸術祭2013
http://setouchi-artfest.jp/

この芸術祭は
メディアで取り上げられていることが多いので
既にご存知の方も多いと思います。
ただ、
百聞は一見に如かず、とはこのことか・・・だったので
と、少々やわですが
今回のコラムンは芸術祭の紹介にさせていただきます。

この芸術祭は数年前に
ベネッセが瀬戸内海の小島「直島(なおしま)」を拠点にスタートした
芸術運動(とでもいうのか)。
今は瀬戸内海の他の島へも波及し
豊島、犬島
そして本当側の宇野港周辺などにも広がる
一大芸術プロジェクトと発展している。

今回は発祥の島「直島」だけに焦点を絞り堪能。

圧巻は何と言っても
「地中美術館」
http://setouchi-artfest.jp/artwork/a015
http://www.benesse-artsite.jp/chichu/portfolio.html
国際的に活躍する安藤忠雄設計。
景観を害さないために
正に地中に埋め込まれた美術館。
その中には
モネの睡蓮を題材にした部屋をはじめ
数点というか数部屋の現代アートの作品、空間が
本当に見るものを感動の世界に導いてくれる。
それは単に芸術を見るという受動的な体験の枠を超えた
いわば
大人のアミューズメントパーク、
・・・これじゃあ、何だかパチンコ屋のコピーになっちまうので訂正・・・
知的アミューズメントパーク!
と言える。

古い街並みと家をそのまま利用した
「家プロジェクト」
http://setouchi-artfest.jp/artwork/a004
公式な会場になっている10弱の民家の展示は勿論だが
それ以外、というか
そこに暮らしている人たちが皆
この芸術祭を支えていると
ここかしこに感じる素敵なプロジェクト。
例えば、ある展示場から出てくると
普通の家の前に団扇を持ったおじいさんが立っていて
地図を見る私に話しかけてくる。
どこへ行きたいのか、ここからだとあそこがよい
お昼はここが美味しいよ、などなど親切に。
で、聞いたところ、このおじいさんはこの家に一人暮らしで
暇だからこうして皆さんに案内しているんだと。
本当、幸せそうな表情で語っていた。

ともかく
本当にお勧めです、この芸術祭は。
さて、次はザルツブルク音楽祭・・・・行きたいけどなぁ、何時か。

最後に情報。
地中美術館は混むし、入場整理券で入場時間が決められている。
最初にここに寄って整理券をもらって別の場所を見てから
時間に再訪するのがよいが
ネットで時間指定の入場券を事前に購入することをお勧めする。
他の場所を回るって言っても
坂の多い島なので、大変。
そうそう、ついでに
島内はバスや自転車、徒歩移動だが
断然、デンドウアシスト付自転車のレンタルをお勧めします、本当。

今回の一言:
外国の人が多かった。
とりわけドイツ人が多い。
ドイツでは安藤忠雄は有名、というのも
ドイツの多くの有名な建築物を設計しているからか。



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