映画:天使の分け前・スコッチウイスキー シングルモルト
http://tenshi-wakemae.jp/

GW、中日に結婚式があり(私のではない、会社の人間のだ)
遠出ができずに
映画三昧。
で、出会った素敵な映画がこれ。

スコットランドの映画だが
後味の良い、品のある映画だった。
スコッチを樽に詰めて熟される間に、
年間約2%蒸発してしまうことを、
現地では「天使の分け前」と言うそうで
まったくしゃれている。
ストーリーはそのような言い回しに絡んで
盗みを働く青年の行動を中心に展開する。
実はその中には
イギリス(UK)が内包する地域的というか意識の課題、
スコットランド問題
・・・事実、物語の舞台スコットランドでは、近年独立の有無を決定する国民投票が予定されていると聞く・・・
や、貧富の問題、若者の就業の問題などなど
実は深く深く色々なことを取り上げている。
のにもかかわらず、そして盗みの物語であるにもかかわらず
最初にも書いたように
後味の良い、品のある映画だ!

ところで
私自身、シングルモルトは好きで
この分野の権威である
土屋守氏の著作は何冊か読んで
少しだけ楽しんでいる。
http://scotchclub.org/index.php/category/swrc/president
ここにも紹介されている本で
「スコッチ三昧」は特におすすめです。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%81%E4%B8%89%E6%98%A7-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E9%81%B8%E6%9B%B8-%E5%9C%9F%E5%B1%8B-%E5%AE%88/dp/4106005905

また
お得意、椎名誠の著作の中にも
スコッチを扱った作品が多く
「ぶっかけめしの午後」
には
シーナさんが現地を訪れ
面白おかしく書かれている、逸品です。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%B6%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%81%E3%81%97%E3%81%AE%E5%8D%88%E5%BE%8C-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A4%8E%E5%90%8D-%E8%AA%A0/dp/4167334259/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1367893724&sr=1-1&keywords=%E6%A4%8E%E5%90%8D%E8%AA%A0%E3%80%80%E3%81%B6%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%81%E3%81%97%E3%81%AE%E5%8D%88%E5%BE%8C

この本にも書かれているが
シーナさんがよく言及していて、なるほど、うらやましいと思う事に
スコッチ蒸留所が存在する地域の川では
幅500メートル(だったか)以内には、水を守るために
農作地(すら)を設けてはいけない、という法律があり
順守されているということだ。

ただ
少し残念なのは
近年こうした個性的な蒸留所が
日本の大手酒造メーカーによって買収されていることで
どうにもしっくりこない。

と、今回は何だか
スコッチの話になっちまった・・・。

今回の一言:
オキシドールの匂いのするスコッチ(本当)ボウモア(スコットランド、アイラ島)を、
トワイスアップで飲むのが私のお気に入り。

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