東京造形大学学長 諏訪敦彦氏の2013年度入学式 式辞とZAIM&学問のすゝめ

今朝の朝日新聞に
今年の大学の入学式の式辞に関しての記事があった。
特に東京造形大の諏訪学長の式辞が話題を呼んでいるとのことで
早速HPで読んだ。
なかなか、あるものです。
下記是非ご一読を。
http://www.zokei.ac.jp/news/2013/001-1.html

大学で学ぶという事は
専門学校で専門職を学ぶこととは違い
一見無駄のように思える
一般教養とか理論とか哲学とか、
実はそれを学ぶこととその場
「大学においてはまだ誰も知らない価値を追求する自由が与えられています」
ということだと。
感心して二度読んでしまった!!

話は変わります(後でつながりますからね)。

おととい、横浜の
旧・関東財務局横浜財務事務所
が文化的建築物としての存続させつつ
一般にテナントとしてその使用を開放することを目的とした
見学会と説明会があり参加してきた。
http://bb-building.net/tokyo/deta-y/242.html
歴史のある建造物で
近年はZAIMとしてカフェスペースの利用や
クリエイターたちに創造の場として
特例的に貸し出されていたりしていた。
話が前後するが、その貸し出しの前には
横浜地方裁判所の別棟として利用されていたりして
実際に今でも部屋の監察表に「裁判官控室」などと記された部屋があった。
この部屋の壁に大きく書かれたで面白い落書きを目にした。
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」
たぶん、ZAIM時期に参加していたクリエーターが記したものであろう。
裁判官控室跡に書かれた落書きとしては、なかなかのクリエイティビリティーのあるやつかと・・・。

話は変わります(後でつながりますからね)。

最近、というか
この4月から私の利用する電車の駅に
ある有名大学の付属小学校が出来た。
毎日、グレーのブレザーと半ズボン、ハイソックス、縁のつた制帽姿の
子供たちが、わんさか、わんさか駅から出てくる。
そして
改札前には同じような年頃の夫人が、たぶんこの子たちの保護者、母親なんだろうが
沢山たくさん、集まっている。
そして、ほとんどの母親たちは同じ目つきをしている。
・・・・私には、少し(というか、凄く)怖い目つきに感じるのは、気のせいか・・・・
で、その視線は、自分の子供を見ているようで、実は定まっていないように感じるのは
気のせいか・・・・


という事で
話は戻ります。
学び舎の意味を教えてくれた諏訪学長の言葉。
学ぶという事の目的が本来何なのかの警鐘を鳴らしてくれた落書き。
学びの手段が本人ではなく取り巻く人にとっての目的になっていないか、と感じさせた集団。

考えさせられます。

That's学:有名なフレーズ
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」
は福沢諭吉の言葉ではない。
アメリカの独立宣言から引用した言葉。


今回の一言:
「学問をすれば貴人となり富人となり、無学な者は貧人となり下人となる」
21世紀は言い換えようよ、
「努力すれば報われる、しなければなるようになる」
と。