JAZZ・ブルーノートレーベル

久しぶりに
本筋の事項を書くのかと思いきや・・・

昨日、偶然
一日で二回も懐かしい人の名前を目に耳にした。
その方は日本でブルーノートレーベルを一から育てたといっても過言ではない人物。
一度目は、日経新聞紙上で。
「私の交遊録」という欄でJAZZ評論家の方がこの人のことを語っていた。
二度目は、夕方お会いしたJAZZイベントのディレクターで評論家の方から。
何だか偶然というか、なんざんしょ。
話は三〇年前に遡る。
当時、ブルーノートレーベルは、日本ではどういうわけか
本当に虐げられていた、というか、影は薄かった、その実力とは全く別で。
でも私は、ご存じJAZZ好き。なんたって学生の時に一人NY(そうニューヨーク、NYですがな)に乗り込み
日夜、ヴィレッジバンガード、ヴィレッジゲート、ボトムライン、そしてブルーノートと
JAZZ老舗ライブハウスを堪能したりしていた。
そんな経験をした直後、
当時働いていたレコード会社の別の部門にそのレーベルがあった、
で、
当然そのレコードは私にとっては垂涎の的。
でも日本では本当に評価が低かった・・・
目の前というか、隣の部署で、そのブルーノートレーベルを一人で、しこしこと(失礼)
切り盛りしていたのがこの人だ。
大柄の体格で、少し猫背気味で、いつもニコニコ笑顔を絶やさず、
楽しそうに仕事をしていた姿を、いまでもリアルに思い出す
で、私はというと、サンプル版が欲しいので
その先輩に、遠慮がちに「あのーーーすみません、ブルーノートの新譜、サンプル版もらえませんか?」
と尋ねると、何とその先輩が「えっ!?サンプル版もらってくれるの?
どうぞどうぞ、嬉しいねぇ、好きなんだ、嬉しいね、ニコニコ」と。
ずいぶんかわいがってくれたものです、
ご本人は当時のそんな若造のこと(私です)はもう覚えてないと思いますけれど・・・
ともかく、当時(つくずく、この人は本当にこの音を愛しているんだろうな、楽しんでいるんだろうな)と
若造の私にはググット来るものがあったわけです。
で、
今でも自宅にあるJAZZレコードの中には、この時に入手した物が多くある。

話は少しずれるが・・・
仕事って何なのか、
よく語られることですけれど
自信をもって楽しまないとね、と
当時の事を思い出し他ついでにこんなことを思い出した。
当時私が気に入っていたCMのコピーがある、確か西武系のCMだったかと。
「サラリーマンという仕事はありません」



そうそう、昨日夕方という、その場は
横浜野毛のJAZZ喫茶「ちぐさ」
http://noge-chigusa.com/
有志たちが「ちぐさ」を起点にある企てを企画しているという
頼もしい集まりに参加させてもらった、そこでの話でした。
これは、これで楽しみ。

今回の一言:
何がクールジャパンですか・・・
メイドを追っかける前に
マイルスを聴いてほしい。
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