レ・ミゼラブル

依然、心身ともに多忙で
(こりゃまずい!少し頭をクールダウンさせねば、
ただでさえ、熱くなりやすい単純脳みそが、このままじゃ、朴葉味噌になっちまう・・・やばい)
と思い、先週時間を作って映画を見に行くことにした。
ここんところ、試写も無視して爆走していたもので
なんと、アカデミー主演女優賞の「世界にひとつのプレイブック」や
監督賞、撮影賞、作曲賞、視覚効果賞の最多4部門を獲得した
アン・リー監督の「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の試写も無視してきた。
嗚呼なんとも「もったいなーい」ワンガリ・マータイさんに会わせる顔が無い・・・・もう亡くなってる、か・・・。
で、
何を見ようかと、思案し公開映画を調べたたところ・・・そおだレ・ミゼラブルとなった。
http://lesmiserables-movie.jp/

実はこの映画、予告編を見て、すごい大作なんだろうなとは思ったが、二つの理由で避けていた。
一つはアカデミー助演女優賞にノミネートされていた
アン・ハサウェイ
http://eiga.com/person/13940/
の歌うシーンだ。
評価はとても高く、事実アカデミーを射止めるわけだが、私にはどうしてもキモかった、生理的に駄目だった。
で、もう一つの理由は、前評判の、アテレコで歌を後ではめ込むのではなく、
撮影現場でそのまま歌い、それをサウンドトラックに生かすという手法。
これには監督のトム・フーパーがこだわったとのことで、
理由としては、過去のミュージカル映画を見たところアテレコでの歌は違和感があり、
撮影の場でリアルに、臨場感のある歌を収録することにこだわったとあったからだ。
これが、何でいけないかって?・・・
私の中の最高のミュージカル映画はマイフェアレディーとサウンドオブミュージックです。
そのマイフェアレディーで主役を美しいオードリーヘップバーンが演じているのですが
歌はジュリーアンドリュースの吹き替えです。
そう、吹き替えでこそ、あの最高のミュージカル映画が誕生したのであって
リアリティーを二の次にしたからこそ、の産物だと私は思ってやまないのでありまする。
そして、歌声だけで満足できなかったジュリーを奮起させることによって(たぶん)こそ、
もう一つの名作、サウンドオブミュージックが出来上がったと私は思ってやまないのでありまする。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=21943
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=8508

で、この私の思い込みは間違っていました、正直に申し上げます。
生理的にアン・ハサウェイの歌う姿が駄目なのはいた仕方ありませんが
それ以外はすべて私の間違い。

ここから先はあまりにもあたり前のコメントになります、謝。
久しぶりです、
お涙頂戴でもなんともなく
知らず知らずのうちに、涙が、正に感涙がほほを伝わっているのです。
いやぁ、本当にまいりましたよ。
最初は前述のごとく、斜に構えて観始めて、
(おいおい、ラッセル・クロウ、何でそこで、歌うんだい?)なんて思っていたのですが
直ぐに(うっ?!これはやばいぞ!!)となり
3時間近くスクリーンに釘付けにされてしまいました。
そして
ともかく、主役のヒュー・ジャックマンがよい、良すぎる。
http://eiga.com/person/59362/
それこそ何でアカデミーにノミネートされなかったのか不思議不思議。
まっ、ということで
この映画のおかげで
ワタクシの脳みそは朴葉味噌にならずに
どうにかこうにか、今でも少なくはありますが皺を保存して動いてくれているわけです。


映画見ていて気が付いた。
主人公のJean Valjean って
ジャン・ヴァルジャンという発音ではなく
ジャン・ヴァル「シャン」なんだね。

That's学:
ではなくて改めて調べたところ、
「レ・ミゼラブル」とは「悲惨な人々」という意味だった、しらんかった。

今回の一言:
ヒュー・ジャックマン!
私より丁度10歳若い。
なのにあの技量、渋さ・・・比べるほうがどうかしているっ、てヵ!?
目標にするのは勝手だ!
20130223_121905