JAZZ映画「ラウンド・ミッドナイト」「バード」

昨日、久しぶりにJAZZ映画「ラウンド・ミッドナイト」の事書いて
もう少し書きたくなっちゃいましたので、
お急ぎじゃない方は今一度お付き合いください。
結果つまらんかもしれませんが
ご容赦を・・・・。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88-DVD-%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%A8/dp/B0050ICNDO/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1350357012&sr=8-1


デクスター・ゴードン主演
名サックスプレイヤーでありながら
役者としての、
彼のあまりにも渋い演技に当時(そう、もう四半世紀前)
まだ20代だった私でも、憧れてしまった。
映画見て、レーザーディスクまで買って、何度も見直した。
そう、レーザーディスク、LDですね、当時は。
パイオニアが出してて成功して、
対するビクターがビデオディスクというのを出して対抗したが負けてしまい、
その後ビクターは会社自体が実質無くなっちゃうし、パイオニアも同様の道を歩んだよね。
そうそう、当時ワーナーパイオニアなんていうレコード会社もあった。
東芝EMIという会社もあったけれど
どちらももう無い・・・・・時代は流れてんだよね・・・・・。

話を戻す。
ラウンド・ミッドナイトは奇才のピアニスト、セロニアス・モンクの曲で
マイルス・デイビスの演奏がもっとも有名かな、
彼の場合はアバウトを入れてラウンド・アバウト・ミッドナイトと記しているけれど同曲。
映画では当時アメリカで既に廃れてしまったJAZZが実はフランスはじめヨーロッパで花開いていて
多くの名演奏が残されているという事実に基づいている。
番組宣伝になるがミュージック・エアで放送している
「人生で一度は聴かなきゃいけないJAZZシリーズ」
はまさにこの時期ヨーロッパで演奏された至極の名演のライブ番組。
近々では
「ジョン・コルトレーン:ライヴ・イン・ドイツ&ベルギー」
http://www.musicair.co.jp/timet/?rm=detail&id=150188

等々。
それこそ映画のような世界が実際に繰り広げられていた証明のような番組だんだな。


ところでJAZZ映画というと私にはもう一つ直ぐに頭に浮かぶ作品がある。
クリント・イーストウッド監督作品の『バード』(Bird)。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89-DVD-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89/dp/B002JQL37M

こちらはJAZZをこよなく愛するクリント・イーストウッドが
モダン・ジャズ、ビ・バップを確立した大物
チャーリー・パーカーの生涯を描いたものですね。
で、そうくりゃ、クリント・イーストウッドで音楽映画というと
「センチメンタル・アドベンチャー」
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC-DVD-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89/dp/B000HCPVN2

こちらは一変してカントリー・ミュージックのお話。
クリント自身がしがないカントリー歌手役で主演し
ナッシュビルにある殿堂、グランド・オール・オープリーで歌うことを目指す映画だんだけれど
これまた泣けますね・・・・。
クリントの実子カイル・イーストウッドも出演して
カントリーシンガーのおじさんに憧れる甥っ子という
重要な役どころを可愛くもあり名演している。
そのカイルも今はJAZZベーシストとし優秀で、来日公演もしているし
オヤジの映画の音楽担当もして
(硫黄島からの手紙、グラン・トリノなど担当しているようだ)、
同じオヤジとしてはうらやましい限りでありまする。

まあ、
今回は
あまり考えずに書きたいことを書いちゃたので
何だか映画紹介ブログになっちまいましたが
たまにはお許しください。
是非是非お勧めの作品ですので。

That's学:
ラウンド・アバウト・ミッドナイトはアバウトを入れても入れなくても正解
タイトルはラウンド・アバウト・ミッドナイトとアバウト入りだけれど
歌詞の方はアバウト入りで歌うと字あまり気味なのでラウンド・ミッドナイトとアバウト無し
だからなんだ


今回の一言:
前にカンヌでオランダの人とJAZZ談義で盛り上がった時
(その会社はチェット・ベーカーの貴重なオランダでのライブ映像を保有していた)
「おおそおかぁ!さすが同じ生魚を食す民族同士!JAZZも好きか日本人は!」
と言われてタルタルソースたっぷりついた生ニシンを沢山沢山食べさせられました。
僕は「おお、柔道もヘイシンク!」なんて反応してたけれど
実は醤油をつけて食べたかった。