「ハンス・イヌメ」オランダの画家・癒しの法則

昨今特に、癒されたくありませんか?
今回のテーマはこれ。

オランダの画家ハンス・イヌメさんって知ってますか。
今、彼、イヌメさんが来日している。
昨日お会いしてきた。

彼(作品)との出会いはつい最近なのですが
一目ぼれですね、ほとんど。
去年のアートフェア東京でのこと
http://artfairtokyo.com/
毎年春に開催されているフェアが
去年は震災で開催が延期されて夏開催になった。
震災後半年もたっていなかったので
日本全体がそうだったが
私自身、フェアに出かけたけれど、なんとなく心が重かった。
そして大きな会場の奥のブースの前を通った時、
こちらを向いている、一匹の犬と目が合った。
そう、それがイヌメさんの作品との出会いだった。
なんともいえぬ、心癒されるその作品。
そしてそこに展示されている他の作品、
鶏、ねずみ、蛙、カメ、はたまたミミズまでが画題だった。

彼の画題に対する基本的な考えは
世界は全ての生き物が共存する、
まして人間がその頂点などということではない。
そしてあえて皆が(人間が)特別に目を向けない
こうした動物を取り上げて
彼らも大切な同じ仲間だということをつたえている。
さらに強さや攻撃的な生き物(虎やサソリ)は
彼の作品には登場しない。
画風の特徴は
単にキャンバスに描くというのではなく
そして、原画から生まれる版画も
これまた単に版画をするのではなく・・・
・・・・まっ、ともかくHPをご参照ください。
http://innemee2.suiha.co.jp/
特に注目は
画材に使用されているのは
イヌメさん自身が捜し求め見つけたタイの紙を使っていていること。
さらにどの作品にも意味深い言葉が添えられている、
引用はシェークスピアとか色々だそうだが、
例えばこちらを向くブタさんの画には
「To be looking」とある。
それらが彼の描く温かな動物の表情を
更に深く深く、癒しの世界に導いてくれるのですね。
あれ以来
彼の作品を毎日眺めて、
いや本当に心癒されている。

昨日の会話の中で彼はしきりに
「expression」という言葉を強調していたんだ、
わかるな~。
添付写真の2枚目のサインの横にある犬は
イヌメさんが即興で描いてくれた犬の私です、えっへん。
そおだ、彼自身、彼の人間性自体が癒しなんだと
お会いして感じた。

今回の一言:角が立つ数だけ、癒されたい。

PS
気がつけば
なんと4日連続でブログ書いてしまった!?
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