コラムン65:NHK放送文化研究所・2012年研究発表とシンポジウム

に行ってきた。
注目してたのは
「海外のテレビニュース番組は、東日本大震災をどう伝えたのか」
という研究発表。
まとめの部分だけ内容を写すと
・日本の放送局(主にNHK)の報道映像が他国で多用された
・内容は(一部誤報はあったが)日本発の映像を使用することで正確、客観的であった
・国によってニュースの重点が異なった(例えば原発推進のフランス、撤退決定のドイツなど)
そして
・ニュース決定の背後にある「考え方」や「国情」の理解が必要である

http://www.nhk.or.jp/bunken/symposium/2012/pdf/pr.pdf

最近はネットを中心としたソーシャルメディアとか映像配信とかズンズン広まっているが
そういうときにこそ
既存のジャーナリズムと倫理観に則った
マスメディア本来の信頼性と使命、そこに存在意義があるのだと、
このイソギンチャク頭の僕でさえ感じた内容でした、敬服。
それとついでに
「東日本大震災で日本人はどう変わったか~全国世論調査の結果から~」
の発表もみたのだけれど
内容は大まかわかりきったものでしたが
一点だけ注目すべき、というか大変な事実があった。
簡潔に書くと「原発をどうすべきか」という問いに対して
一部を除いて予想通り70~80%が減らす、廃止、
逆に言えば増やすはほんの1,2%、現状維持は20~30%
と答えている。
そして一部とは10~20代の男性:
増やすが4%、現状維持が49%
何と半分以上が未だに推進派の意見なんだ。
これってどう思います?
別に僕はここで原発推進論とか反対論を述べたいわけではありません。
じゃなくて
このような(特別な)事態であるのに
のほほんと現状把握できずに答えているとしか思えない
この世代、
この結果はなんなんだ?どうしてなんだ
だんだんだ?と。
橋本さんに聞いてみたい、どう思うか、どうしたらよいのか
マジで聞いてみたい。
そう、野田さんにも真剣に聞いてみたい。
・・・石原慎太郎がでしゃばってきたら、無視もなんだから
石原伸晃とまるめてゴミ箱にポイしてあげるからね・・・。

今日の一言:
この日が来るのが怖かった、
テレビゲームで育った子供たちが大半を占める世代が
大人になる日が来るのが・・・

PS
今日のロックの殿堂特集は23時半から
クリーム:解散コンサート
だかんね。
http://www.musicair.co.jp/recommend/?id=505
僕たちの時代
TVゲームなんてやらないで
(変な子は特に)ロックを聴いていた。