コラムン59:アカデミー賞もひと段落

昨日のコラムンで
ハリウッド映画を一気に5作品見た
と書いたが、
その一つが
オリバーストーン監督、マイケルダグラス主演の
「ウォールストリート」だった。
まあ、出来は前作「ウォール街」にはじぇんじぇん及ばないが
それなりに面白かった、それなりに。
で、思い出した。
この話は友人も含め
ほとんど他人に話したことが無いのだが
本当の話だ。
 今から24年前
30歳になりたての私は
勤めていた会社を辞めて
思うところあり、まずはアメリカに行った。
まっアメリカンドリームっうほどのことでもないですが
日本と違い、しがらみとかコネとかなくとも
出来ることはできる国であると思う、というか根拠はないが思っていた。
そこで
ロサンゼルスに行き
ハリウッドのメジャースタジオ、製作プロダクション
メジャーマネージメントに
次から次にコンタクトし(まあ、簡単に言うと電話したんだな)
提案の概略を簡単に話し
ミーティングまで何社か進んだ。
簡単にビジネスプランの内容を書くと、
僕はもともと著作権に興味があったので
映画ではなく
ハリウッドのスター及び周辺の
著作権、肖像権と商品を組み合わせて
商品化し日本市場に入れるということ。
単なるマーチャンダイズとは少し違い
かつてはまだまだ日本でそこまで考えている人は
そうはいなかったので話は思いのほか受け入れてもらえた。
まあそんなかんなで
ホテルの部屋をベースに
臨時のスタッフを一人だけ雇い活動していたわけだが
(信念と信用に場所と肩書きはいらない)などと力みながら
数日後には
そこそこアポも入りかけてきた。
まあ、結果は2,3回日米を往復したりしているうちに
日本で先にやるべきことが出てきて
そちらのほうが先行しビジネス化されてきたので
この話は途中で止めてしまった。
まあ別に誰に迷惑をかけたわけでもないし
誰もまったく金銭的マイナスをこうむったわけではないので
気持ちよい引き方だった。
で、そのさなかの話。
 ある日、ホテルの電話に
オリバーストーンの会計士から電話が入り
是非僕に会いたいと!で会った。
「最近スタジオの一部でうわさになっている
日本人は君か!?」
・・・どうも、手当たり次第にコンタクトして
突撃トッカーン進めー!しているうちに
本当に一部でうわさになってたらしく、
しかも後でわかるのだが
いつの間にか
ジャパンマネーの後ろ盾があるやつみたいにも
(本当に一部ではあるが)尾ひれがついていたらしい・・・
で、その会計士いわく
「次のオリバーストンの作品に出資してほしい、
次作では再度オスカーを手にするから!」
僕「・・・・オスカー?セサミストリートですかぁ?・・・・」
もともと、というか映画へ出資なんていうことには
興味ないし、もともとできるわけが無いので
「アロハー~~~」とご退席ねがった。
後で考えると時期的にはそのころの作品は
アカデミー受賞の「7月4日に生まれて」とか
それこそ前作の「ウォール街」作ってたんだよね。

これ100%本当の話です、
そもそも僕はブログには本当のことしか書いていないし
かつ誇張もないよ。
それにしても面白いのは
アメリカという社会ですね、
先に書いたように
ある意味では
信念と信用には肩書きとか場所は気にしない
しがらみとかコネとかが無くても行ける
見たいなところは本当にあります。
ただこれも逆に言えば
完全なる区別社会であるが故にあえて残された一穴
チャンスだけは残してます、
であるということも言えるかなと。

そうそう、もう少し後に
ある中堅どころの映画会社の買収の話なんかも来ました、
何でかね・・・。
「映画に行く金ぐらいはありますが
映画会社を買うお金はありません」とお断りした。
なのにどういうわけか
「ランボー怒りのアフガン」の関係者試写会に招待してくれた。

今日の一言:
しかしマイケルダグラスはかっこええなあ。
因みに僕の母(89歳)は
父、カーク・グラスの大ファンだ、
割れてるアゴがかっこよいと
子供のころによく聞いた。

PS
毎度!
3月はロックの殿堂月
まずはビートルズから
特集が始まる、よっしゃ。
1日23時半~
http://www.musicair.co.jp/recommend/?id=511