「最近出会った良い言葉」その4:平田オリザ・高田賢三・柳沢幸雄・マイケル:サンデル・高橋源一郎・池澤夏樹

よし、決めた。
ここのところ多忙を極め、時間と心の余裕が無く、
そんなときは、コラムンが後回しになってしまう。
いかんいかん、気がつけば、二週間以上御無沙汰しちまったではないですか!
と、今日は書くと決めた。

ととととと、急には浮かばないので、急場しのぎに書いても面白くないので
・・・・えっ?熟考して書いても、つまらん、てヵ?・・・・
原点に戻り、今回は
「最近出会った良い言葉」その4

【平田オリザ】劇作家・演出家
「演じるとは英語でplay。『演じることは楽しい』という意味があります。
秩序の中で息苦しさを感じている子供に、
いい子を演じることが楽しいと思わせるのが本来の教育の役割なのだと思います」

この言葉にも関係するけれど、前に「きたやまおさむ」さんが
人はその人の人生を演じて、そして楽屋、舞台裏があることも大事なことだ、
というようなことを言っていた、これまた共感。
でもそう、演じる前に舞台裏ばかり探している人も多いよね。

【高田賢三】フッアッションデザイナー
(日本の若者の可能性は?)
「才能があるのに、業界や企業がそれを育てる仕組みがうまくできていなくて、
なかなか芽が出ない。
日本は今文化的にすごく光っている国。
仕組みさえ工夫すれば、またファッションでも注目を集める可能性が十分にはあるはずです。
たとえばフランス料理でいま、日本人シェフが大活躍しているように」

この、『日本は今文化的にすごく光っている国』
という部分にはとても共感します。
が、それを取り違えている
日本人、若者だけでなく、が多いとも思うんだ。

【柳沢幸雄】開成中学・高校校長
「ケネディの米大統領就任演説に
『あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。
あなたがあなたの国のために何ができるかを問うて欲しい』
ということばがあるでしょ。
同じように言えば
『あなたの周りの若い世代があなたのために何をできるかを問わないでほしい。
あなたが若い世代のために何ができるかを問うてほしい』。」

【マイケル・サンデル】ハーバード大教授
・・・いじめに関する日本での番組から・・・
「いじめの論議を通じて私たちは、
いじめと人間性や、法の支配とは何かというった大きな哲学的な問いに直面した」

これだけでは何だかわからないとは思いますが、
番組見ていて書かなければと思いまして・・・。

【高橋源一郎】作家
「たとえば、桜宮高校の『体罰』事件。
ぼくは、体罰や『イジメ』で怖いのは、暴力(無言の暴力も含めて)そのものじゃなく、
そこには『対話』がないことだと思っている。
つまり、『インテリジェンス』が存在しないことだ。『インテリジェンス』のない教育って、なんだろう。
ぼくには、意味がわからない。


今回は、
教育から、若者像、で、時流の題材になってきたので
軌道を戻して、最後はこの人の言葉で締めくくります。


【池澤夏樹】知識人
(大阪の橋本市長がツイッターで知識人に対して感情的な反発を表明し、
っそれに賛同する国民が多かった事に対して)
「SNSが一人一人が発言することを容易にした、ということもあるかもしれない。
それは『思い』であって『考え』ではないことの方が多い。
システムはそれを束ねて増殖させる。
『思い』に自信がつき『考え』を排除する。
時には多くの人が手近に敵を見つけて叩くというゲームに熱中する。
・・・中略・・・
言葉がコンクリートより軽くなっていいのだろうか」



今回の一言:
僕は天邪鬼です。
でも、欧米ではそれを個性とも言います。