2014年02月

246「川瀬巴水展:大阪高島屋」

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川瀬巴水展:大阪高島屋


昨日、大阪に行った折
かねてから、ちょうど難波の高島屋で
川瀬巴水(かわせはすい)展
を開催していることを知っていたので
タイミングよく観てまいりました。

川瀬巴水は近代浮世絵版画を確立した第一人者であり
・・・よくありがちですが
アメリカ人鑑定家:ロバート・ミューラーにより海外に紹介され
日本国内っよりも海外での名声が高い一人。
作品は何というか、日本の郷愁をそそるというか
昭和の哀愁を描くというか、何とも言えない味を持っています。
作品は下記URLで見られますので参考に。

http://www.hangasw.com/shop/hasui/index.html

展覧会は生誕130年を記念してので
巴水ブルーといわれる、深みのある青、藍を基調にした作品に特に惹かれます。
面白いというか、今回の展示で
デジタル映像で、その擦りを順番に再現している展示があった。
浮世絵版画は多重刷りということは素人の私でも知っていたが
なんと参考に解説されていた
赤い寺院の門の版画では
42回も多重されているという事が分かり、驚きというか、
改めて浮世絵版画の深さを知ることができしだいで。
・・・その42回を、デジタル映像で、一回ごとに擦り増していく様子が分かるのです!

今回の一言:
「浮世」とは
もともと「憂き世」の意で
仏教的厭世観から、いとうべき現世。つらいことの多い世の中。無常のこの世。
浮かれてばかりしれられん。


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245「パコデルシアが亡くなってしまった!・・・」

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パコデルシアが亡くなってしまった!・・・

パコが亡くなった・・・パコが亡くなった・・・
すぐに
知人のフラギターの権威の方から下記のメールが来た。

「すでに新聞でご存じかもしれませんが、
パコ・デ・ルシアがメキシコで急死しましたね。
これで、古き良き時代のフラメンコを継承する、
最後の巨星が消えてしまいました。これからの
フラメンコギターはどうなるのだ!? と、寒心に
堪えません・・・・。」

まったく・・・・久しぶりに
時代の区切りというか
なにか自分の人生の区切りのような事態がおきたような
そんな感じだ。
変な話ですが、高校生の頃、ジャンギャバンが亡くなった時
同じような感じになった。
ジャンルやその他全然違うのだが・・・
ともかく。

追悼の意味を込めて
一つだけパコのシーンで覚えている
一番衝撃的な思い出を記します。
それは、パコとアルディメオラのデュオのシーン。
当時、二大巨頭のように言われていた
二人のまさにバトルを期待されたセッションだった。
当初、双方ともに流している感じでコラボレーションを繰り広げていたが
アルが少し色気を出して速弾きを始めた。
パコは受けることなく、坦々と自分の運指を繰り返す。
気を良くしたのか、アルが更に速弾きでひっかけてくる。
・・・・・・すると、唐突にパコのスイッチが入った。
あれこそ、目にもとまらぬ高速インプロビゼーション。
速さだけでなく、唄うかのごとく、美しいフレーズ。
見ていた私は
それこそ目がさらになって
何が起こっているのかしばらく意識が無かったような感じ。
で、その劇的なシーンがしばらく続き、私も正気に戻って、
ふとアルの方を見ると
彼も、自分の立場を忘れたしまったかのように
ボー然とパコの演奏に見入っていた。
その後、アルも額に汗をしながら
自分の演奏を貫徹はするが、
パコというと、足を組んでヒョウひょと何気ない表情で魅せまくっていた。
見ているこちらのほうであってもなんだかかわいそうな状況であった。

そんなおもいでだんだ。

今回の一言:
フラのギターとジャズのギターでは
指弾きとピックとの基本的な違いはある。
私はどちらもできない・・・。










プロフィール

ビバップ犬

CS音楽専門チャンネル、ミュージック・エア(スカパーch.271/スカパーe2 ch.326/全国のケーブルTVで放送中)を立ち上げた張本犬。音楽は主にジャズが好きでドラムも叩ける、と自負する、ゴールデンレトリーバー。オヤジ世代の代表として、上質な音楽を紹介します。

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