2012年11月

169「ベルリン・フィルin銀座@ソニービルに行って来た&コラムン1周年」

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ベルリン・フィルin銀座@ソニービルに行って来た&コラムン1周年

銀座ソニービルで今
「技術と完成の融合が生み出す
至高のコンサート体験
ベルリン・フィルin銀座 4K DSD」
・・・ああ長いタイトルだ・・・
が行われている。

どうぞ、ということだったので
だわだわ、と行ってきた、体験してきました。
結論としては
今までに無いような映像の解像度と
今までに無いような音を
体験できました、
と小学生の社会見学の感想文程度の事しかかけないのですが・・・
それじゃあんまりだ、との関係者の声も聞こえますので・・・

特に音に関しては一聴の価値はあります!
ソニーが開発した次世代音声フォーマットDSDによるスピーカーから流れ出てくる
五嶋みどりとベルリンフィルによるメンデルスゾーンバイオリン協奏曲には
驚きの感があり。
五嶋みどりのヴァイオリンのリアル感
大げさではなくヴァイオリンの胴の中に入ってしまったような臨場感!
・・・といっても今までに入ったこと無いけれどね、比喩比喩・・・
引いた弓からその毛の一本一本に塗られた松脂が
粉となり立ち上がり目の前に浮遊しているような感じ、
・・・これは比喩ではなく自分で演奏した経験がある方なら分かってくれると思います、本当・・・
がするのであります。
ともかく今までこのような音に出会ったことはありませんでした。
またサイモン・ラトル指揮によるワグナーのワルキューレの奇行では
指揮台に立つラトル自身が聴いている音と同じ音が流れていると確信できる。
そう、ファンなら誰もが憧れる指揮台でオケを聴く事、しかもベルリンフィルを、
それが体験できたといってこ過言ではないと思います。

さて映像のほうはと申しますと・・・
通常のHDの倍だか三倍だかの解像度の新システム「4D」での上映。
これは確かにすごい
・・・何がすごいかというと、本当に通常裸眼では見られないような細かいところまで見える・・・
すごすぎると表現したほうがよいぐらい。
がしかし、実際あんなに細かいところまで見られることは必用なんだろうか?
それこそ絵画を双眼鏡や顕微鏡で見ているようなもので
研究者なら別だが、普通の鑑賞者がそこまで必用なのか、
果たして裸眼を超える解像度が必要なのか考えてしまった。
ここにコンテンツ本来の楽しみ方をも(少々)超えてしまう
技術優先のよくは無い影が見えてしまったんです、本当。
具体的に書くと
例えばヴァイオリンの胴の部分がアップになり、
通常見えない胴の部分の年輪や汚れまで見えてしまう、それはいかがなモンなのか。
見えれば綺麗といえば、確かにフレンチホルンやトランペットの綺麗なロータリーの動きや
ベルの輝きは、それはそれで確かに綺麗だが
ヴァイオリン同様、指揮者のサイモンラトルの白髪の髪の毛一本一本まで見えてしまう、
だいたい観客は何もブラスのベルの輝きを見たくて来たわけではなく
弦の年輪とか、ましてや胴の汚れやラトルの白髪を見に来たわけではないんだよね・・・。

結局何が言いたいのかというと
今回経験したことで二つ感じたことがあるんだ。
本来「夢」のように憧れていた事が技術革新で誰もが体験できる、
今回で言うところの、指揮台の上でベルリンフィルの音を聴くような体験、
そういう技術革新はいつの時代にも望まれ、ヒットを生み
大げさな言い方をすると経済発展につながるということ。
対して
消費者があまり望んでいないような技術革新というのは、その逆で
今日本が陥っている経済問題を象徴しているのではないか、ということ。

今回の感想はあくまでも
私個人の感想でありまして
皆さんがどのように感じるのかはわかりません。
ただ、ソニーさんがこのような体験を広く公開して
それを今回体験できたということに深く感謝いたします。
この催しは
12月22日まで開催されています
しかも無料で誰でもOKですとのこと、
是非お運びいただくことをお勧めします、かしこ。
http://www.sonybuilding.jp/event/opus/bphm2012/index.html


今回の一言:
「誰でもお尻は洗いたい」
でヒットし普及した洗浄システム。
でも誰もは、お尻を乾かしたいとは思わなかったわけだ、
で、見なくなった。

PS
ブログ:コラムンを始めて丁度1年になります。
あきれず、おこらず、(いや、とっくにあきれられ、おこられ)
お読みいただきましてありがとうございます。
駄文ではございますが
今後ともごひいきの程
お願い申し上げるしだいで申し上げます。
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168「今日ランディー・ニューマンの誕生日&学校の授業で人との接し方を教える時代」

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今日ランディー・ニューマンの誕生日&学校の授業で人との接し方を教える時代

ランディーも今日で69歳。
といっても耳慣れない人のほうが多いのかな。
それもそうだよね、
スターミュージシャンというのではなく
どちらかと言うと優秀なソングライターとしての
存在感のほうがあるかな。
一般には映画「モンスターズインク」のテーマ曲でアカデミーを受賞したことをはじめ
トイストーリーなどハリウッドアニメの音楽で知られているけれど
私としては
高校生時代自分のバンドでもカバーしたことのあるバンド
スリードックナイトでヒットした「ママ・トールド・ミー・ノット・トゥ・カム」
の作者という存在のほうが大きいかな。
そうそう大好きな映画「レナードの朝」の音楽も担当していた。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=25436
あのときのロビン・ウイリアムズ良かったね、ロバート・デ・ニーロも。
ロビンと言えば
「グッドモーニング・ベトナム」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=6290
「いまを生きる」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2046
「グッド・ウィル・ハンティング」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=83888
たまりません、どんどん出てきます!

・・・・おっと、暴走してしまった。
まっ、69歳おめでとうございます。

で、ロビン・ウィリアムズのこと考えちゃったら、
上記にもあるように
彼は教師役で良い作品を多く残している。
で、思い出した。

話は変わります。
昨日のニュースで
小学校で「人と人とのかかわり合い方」
を学ぶ授業が始まったと伝えていた。
参観していた父兄も、伝えていたメディアも概ねこの試みは良いと肯定的だった。
その理由の概要は
超核家族化、パソコンやゲームの普及などなど現実の生活で「人との繋がり、関係が薄れて」
それを授業で補うことは良いことだと・・・???。
私は違うと思う!そんなことがまかり通ったら危険だと。
常識です、常識。常識って授業で教えるものなのですか?
「・・・とはいっても、常識がない人が多いから誰かが教えなければならない」
と言う声が聞こえる、それは賛成だ。
だがそれを授業で教えるのはおかしくないかな?
倫理観とか国際協力とか常識の一つ上というかその土台があってこそ活きてくる事柄を
授業で教えるのはわかるが、常識、コモンセンス、これは授業ではないと思う。
こんなことでさえカリキュラム化して教えてよいわけない。
系統立ててわかりやすく・・・・それってマニュアル化することを意味するのだと思う。
極端な言い方すると
「常識をマニュアル化する」それっていいのか?

この前、チェーン店系の居酒屋で私のオーダーを聞いていた店員さんが、
別の新しいお客さんが入ってきたとたん、私との会話を中断して突如と
「っらしゃーい!ご新規さん、4名さま、ありがとうございます!!!」と怒鳴った。
次の瞬間何事もなかったように「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」と。
で、私が「以上でよろしかったと言うことでよろしかったです」とささやいたら
突如と大声で「ありがとうございます!!0番様ご注文いただきました!!!!」と怒鳴った。
で、料理がくると私めがけて「00こちらでよろしかったでしょうか!!!」と料理に唾をはきはき怒鳴っていた。
同じようなことは携帯電話を購入する際も販売店で経験したし、他にも上げればきりがない。
これはよく言われるところの、マニュアル最重視の悪癖。
そもそも、マニュアルとは
国民、言語が違うアメリカでスムーズに物事が運ぶことの出来るように作られたものだ。
マニュアルとはそういう道具であり手段としてまとめられ使われている。
英語があまり話せない移民でも、マンハッタンのマックでコーラを売ることのできるように
しかも効率よく、てなわけだ。
それがどういうわけか、日本では、過剰解釈されて、今に至って、今日のような事態を蔓延させている。
で、話は戻るが 
常識をマニュアル化して学ばせること、
それは大人が自己満足、ごまかしの手段としてとった方法としか
私には思えないと!はぁはぁはぁ・・・・・。

Tha's学:
アメリカ人の名前で
00マンと付くのはユダヤ系のアメリカ人と聞いたことがある。
大好きなダスティン・ホフマン、ポールニューマンもそうだし
今回のランディーニューマンもそうなんだろう。
だからだんだんだ?

今回の一言:
オタクとは
自分の知っていることばかり、勝手に喋るんだって。
私はオタクではありません、けっして、
暴走することはああれど、引き戻りますから。





167「007シリーズ/新作「スカイフォール」/ジェームズ・ボンド/ショーン・コネリー」

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007シリーズ/新作「スカイフォール」/ジェームズ・ボンド/ショーン・コネリー

007シリーズの新作「スカイフォール」
既に公開されているイギリスなどでは
ハリーポッターの記録を塗り替える大ヒットしていると聞きました。
日本では今週末(12月1日)に公開される、期待値が高いですね。
・・・ソニーピクチャズとは知らぬ仲ではないので
宣伝に協力しちゃいますね・・・
まあこちらをどうぞ。
http://www.skyfall.jp/

で、007に関しては
それはそれは詳しい方が世界中にいらっしゃると思うので
私の出る幕はないので、当方ここから先は変化球・・・

題目その1
私にとっては
ジェームス・ボンドといえばやはりショーン・コネリーです。
で、ショーン・コネリーの
映画デビュー作(1957年)
「地獄特急」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9702
これを、わけがあってDVDで持っています、
この映像貴重だと思うのだけれどなぁ。
彼は007役で一躍スターにのし上がるのですが、
その前は不遇な時代をすごしたことは知られている。
体がでかく腕力も強かったので用心棒的なこともしていたらしい。
これが彼の映画デビュー作でそんな彼の一面も垣間見られる作品。
もちろん主役どころではなく
ほんの脇役の乱暴な悪党で出演しています。
映画としてはトラック輸送を担う強力達の
カー(トラック)アクションと暴力シーンを中心とするシンプルな内容ですが
特撮CGなど無い時代に、しかもイギリス映画で、
爆走するトラックのリアルな迫力が興味深い味を出している作品です。
しかも若き日のショーンコネリーの姿を見ることが出来
その後の素敵な彼を知っていて見ると
男ってつくづく年輪なんだなと実感させられるます。


題目その2
たぶん「ゴールドフィンガー」あたりのときだと思うのですが
http://movie.goo.ne.jp/movies/p13471/index.html
そのころ子供だった私が買ってもらったおもちゃで
いまだに大切に持っている物があります。
それが添付の写真です。
お風呂などで泳がせて遊ぶおもちゃなんですが
これの何がすごいかというと、なんとまあ・・・
顔はあのションコネリーの濃い顔で、ゴールドフィンガーの水中場面
アクアラングを背負って泳いでいるシーンを想像させるのです.
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が、しかし!
よくみると、身体は、鉄腕アトム、
そうあの10万馬力の鉄腕アトムなんです。
要はおもちゃメーカーが
鉄腕アトムの水中おもちゃが余ったから
顔だけプラスチックでジェームスボンドを付け変えているだけの物なんです。
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子供のころからなぜか捨てられずにとってはあったのですが
実のところ、この顔変え事実に気がついたのは大人になってからで
俄然捨てるどころか、私の宝物になりました。


That's学:
「007は二度死ぬ」
http://movie.goo.ne.jp/movies/p13831/
はご存知日本ロケで
トヨタ2000GTがまぶしかったけれど
完成試写を見て丹波哲郎は
「俺ってあんな英語しゃべってたのかな?」と言った。
そりゃぁそうで、英語の発音にやはり無理があったので
タンバリンの声は後でネィティブに吹きかえられた。

今回の一言:
そうそうボンドのピストルというとワルサーPPK。
モデルガンも中学生のころ買っていて
今でも持っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%BCPPK#.E7.99.BB.E5.A0.B4.E4.BD.9C.E5.93.81
今回のブログは「だからあんなんだ?」と言われそうです、はい、素直にそう思います。

166「クリント・イーストウッドだ、彼は私にとって『人生の特等席』だ」

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クリント・イーストウッドだ、彼は私にとって「人生の特等席」だ

クリント・イーストウッドが久々の俳優のみでの登場
・・・というと変な表現ですが、
新作映画「人生の特等席」が公開される。
これは彼を大好き人間の私としては
一言触れずにはいられないのです。
前にこのブログでクリント監督の作品のよさに触れ
バードとセンチメンタル・アドベンチャーという
音楽映画の事を書いたのでそちらもご覧ください。
http://musicair.ldblog.jp/archives/18993787.html

彼は
2008年の作品
「グラン・トリノ」
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/#/top
を最後に俳優後進に譲って監督業に専念すると言った。
クリントファンの私としてはとても残念だったのだけれど
本作品で帰ってきてくれた。
それも監督は盟友ロバート・ロレンツに任せて
俳優として専念で登場。たまりませんね。
このロバート・ロレンツはクリントの作品では
「ミスティック・リバー」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD4355/
「硫黄島からの手紙」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD9694/
などのアカデミー作品を初め
多くの作品でプロデューサーとして活躍している人物。
まあ、今回は、
「いつか僕も監督ちゅーモンをやってみたいんだぜ、クリント君」
と盟友に言われていたことの、お約束を果たしたというものっでもある。
まあ、ロバートさん、新人としての場を
クリントという大物でデビューできたということは、
そこんところが重大で、十分自分のデビュー監督としての点数を
かさ上げできたことは確かだろう。
内容は・・・年老いた大リーグのスカウトマンと
仲たがいしている実の娘との・・・、
まっこれ以上は見ればわかりますね。

で、この場で私がまだ言及していなくて
触れなくては成らないこと、
そう!映画
「セロニアス・モンク /ストレート・ノー・チェイサー」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=12841

これはJAZZピアニスト/セロニアス・モンクの記録映画だが
クリントが製作、総指揮をしている(監督は別)
JAZZ、音楽に愛を注ぐクリント・イーストウッド
彼は本当に本物です。

いやーー今回はまたまた偏った内容でした

Tha's学:
クリントというと
マカロニ・ウェスタンというイタリア製西部劇を思い起こす方も多いと思う。
実はこのマカロニ・ウェスタンとは日本独特の言い方で
アメリカやイタリアではスパゲッティ・ウェスタンとよぶ、本当。

今回の一言:
ストレート・ノーチェイサーとバーのカウンターで一度言ってみたいんだけどなぁ・・・

165「ボランティアって、すりゃあいいものなのか・・・」

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ボランティアって、すりゃあいいものなのか・・・

今回は少々毛色の違う内容です、あしからず。

前段:
今日の朝日新聞に早稲田大学の学長が寄稿していてた。
内容は創立150年を迎えるにあたり
新しい教育のあり方、目指す事柄に関してだ。
その中で、何を書いているのだ、と大きな疑問を感じた文章があった。
それは学生のボランティア体験に関する事。
現在全学生の3だったか4割程度であるボランティア体験割合を10割(100%)にする、
企業体験(インターンシップ)も同じく、
留学、その他社会、外部、外国との体験経験を100%にするというものだった。
いわゆる色々な意味でのグローバル社会に対応する
学生を育成することを標榜していた。
まてよ・・・
私はここに書かれている
色々な意味でのグローバル社会に対応できる人材の育成
ということには大賛成。
だがしかし、それを就学している学生全員に課すというのは
いかがなものか、はっきり言って反対です。
ここに書かれていることは聞こえは良いですが
学府として本当に良いことなのでしょうか。

この大学に限らず
色々な学校で、高校で、大学で
同じようなことが最近富みに声高に語られています。
そう、聞こえは良いのですが
学府としてそれは本当に良いことなのでしょうか。
学びの場とは同時に人間を育成する場でもあり
それぞれの人が持つ長所を伸ばして
よりすばらしい人間像を作り上げていくことです。
人間、100人いれば100様のすばらしさがあり
教育とはその芽を見つけて、育て上げることであり
100人を同一の釜に放り込むことではないと思います。
そう、
ボランティア活動に馴染めない優れた学生だっているでしょうし
外国で生活するよりも日本でじっくり生活して
勉学に励みたい優れた学生もいると思います。

後段:
先日、あるNPOの活動で
普段はほとんどボランティア2人ぐらいで活動しているのに
急に100人ぐらいに膨れている場に遭遇しました。
学生が急に100倍なんです。
しかもほとんどの人が何やっているのか良くわからない
(ぐらいに人数だけいる)。
しかも皆、学生なのに黒いリクルートスーツを身にまとい・・・・

志が一番大事。


今回の一言:
アインシュタインも坂本龍馬もそしてスピルバーグも
ここで言うようなグローバルな人格だったのか?



プロフィール

ビバップ犬

CS音楽専門チャンネル、ミュージック・エア(スカパーch.271/スカパーe2 ch.326/全国のケーブルTVで放送中)を立ち上げた張本犬。音楽は主にジャズが好きでドラムも叩ける、と自負する、ゴールデンレトリーバー。オヤジ世代の代表として、上質な音楽を紹介します。

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CS音楽専門チャンネル、ミュージック・エアの公式アカウントです。海外ROCK&POPSのライヴを中心に放送中!スカパー271ch、スカパーe2 326ch、全国のCATVなどでご覧いただけます。おすすめ番組情報を中心にスタッフのつぶやきなどゆるくお届けします。どうぞよろしくお願いします〜
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